平成28年 12月 定例会(第8回) 平成28年第8回石垣市議会(定例会) 12月12日(月) (2日目) 開 議 午前10時01分 散 会 午後 5時10分 出 席 議 員 ┌────┬────────────┬────┬────────────┐ │番 号│ 氏 名 │番 号│ 氏 名 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 1 │ 仲 間 均 君 │ 12 │ 福 島 英 光 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 2 │ 仲 嶺 忠 師 君 │ 13 │ 崎 枝 純 夫 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 3 │ 石 垣 涼 子 君 │ 15 │ 宮 良 操 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 4 │ 長 山 家 康 君 │ 16 │ 長 浜 信 夫 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 5 │ 友 寄 永 三 君 │ 17 │ 井 上 美智子 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 6 │ 東内原 とも子 君 │ 18 │ 小 底 嗣 洋 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 7 │ 箕 底 用 一 君 │ 19 │ 今 村 重 治 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 8 │ 石 垣 亨 君 │ 20 │ 伊良皆 高 信 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────
┤ │ 9 │ 平 良 秀 之 君 │ 21 │ 知 念 辰 憲 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────┤ │ 10 │ 砥 板 芳 行 君 │ 22 │ 大 石 行 英 君 │ ├────┼────────────┼────┼────────────┤ │ 11 │ 我喜屋 隆 次 君 │ │ │ └────┴────────────┴────┴────────────┘ 欠 席 議 員 (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者 (
選挙管理委員会委員長 辻野ヒロ子君外初日に同じ)1.
議会事務局出席者 局 長 松 原 秀 治 君 次 長 宮 良 八十八 君 副 主 幹 兼 伊 盛 加寿美 君 議事調査係長 本 若 久 司 君 庶 務 係 長 主 任 仲 田 守 善 君 主 事 白 保 博 章 君 議 事 日 程 (第2号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日 程│ 件 名 │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第 1│ 一 般 質 問 │└─────┴───────────────────────────────────────┘ 本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件 名│ 氏 名
│ 処 理 結 果( 質 問 事 項 ) │├─────┼───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │1.おきなわ
子育て応援パスポートについて
││ │ │ (1) 子育て家庭を応援するため、県と事業者が協力して
子育て ││ │ │ 支援環境を整備しておりますが、本市の取り組み現状の
説 ││ │ │ 明を求めます
││ │ │2.川平公民館の保育所使用について
││ │ │ (1) 当公民館の地域活動に支障が生じている現状から、長年に
││ │ │ わたり保育所移転を要請しております。その目途はついた
││ │ │ のかどうか、答弁を求めます
││ │ 長浜 信夫君│3.旧大浜町浄水場跡の
文化財指定調査と新
空港アクセス道路に
││ │ │ ついて
││ │ │ (1) 文化財指定への調査が行われておりますが、
アクセス道路 ││ │ │ 計画と影響等の関係について、どう認識なさるのか、
文化 ││ 一般質問│ │ 財指定についての現状説明を求めます
││ │ │4.自衛隊配備問題について
││ │ │ (1) 去った、10月28日の公開討論会は、配備について市民や
市 ││ │ │ 長の判断に役立てるため開催されましたが、討論会をとお
││ │ │ して市長の見解を求めます
││ ├───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │1.水産行政について
││ │ │ (1) 旧新栄町
船溜まり場整備計画について
││ │ │ ①整備計画概要について
││ │ 仲嶺 忠師君
│ ②整備計画の進捗状況について
││ │ │ (2)
漁業者支援事業について
││ │ │ ①集魚灯整備支援について
││ │ │ ②船舶燃費向上装置導入支援について │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件 名│ 氏 名
│ 処 理 結 果( 質 問 事 項 ) │├─────┼───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │ ③2号船揚場巻き上げ機増設について
││ │ │ ④漁業従事者育成プラン導入について
││ │ │2.
選挙管理委員会について
││ │ │ (1) 投票日当日の投票時間見直しについて
││ │ │ ①本市投票時間設定の経緯と理由について
││ │ │ ②県内他市の状況について
││ ├───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │1.平和行政について
││ │ │ (1) 自衛隊配備計画について
││ │ │ ①災害救助任務について
││ │ │ ア 本市を含む当該地域において当局が想定する災害と
自衛 ││ │ │ 隊に期待する災害救助活動とは
││ │ │ ②抑止力について
││ │ │ ア 「当該地域に
自衛隊ミサイル部隊を配備することで
抑止力 ││ │ │ が高まる」とする防衛省の説明に対する当局の評価と、そ
││ 一般質問│ 福島 英光君│ れを含む市長自身の考える「抑止力」とは
││ │ │ ③その他関連質問について
││ │ │2.福祉行政について
││ │ │ (1) 福祉避難所兼ふれあい交流施設建設について
││ │ │ ①建設地変更の経緯について
││ │ │ ②沖縄県との「合意書」について
││ │ │ ア 合意書の内容に係る庁舎内会議等の開催について
││ │ │ イ 合意内容について
││ │ │ ウ 合意書の効力について
││ │ │ ③早期建設へ向けての課題について
││ ├───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │1.自衛隊配備問題について
││ │ │ (1) 新聞報道で「防衛省から配備の要請を受けて1年が経っ
││ │ 井上美智子君│ た。2年も3年も引きずるわけにはいかない」「遠くない
││ │ │ うちに判断しなければならない」と述べていますが、何を
││ │ │ 基準に受け入れの可否を判断するのですか。
││ │ │ (1) 市長は候補地周辺の4地区の公民館の住民の声を直接聞 │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件 名│ 氏 名
│ 処 理 結 果( 質 問 事 項 ) │├─────┼───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │ かないのはなぜですか。
││ │ │2.新石垣空港の進入経路下の県有農地について
││ │ │ (1) 新石垣空港の進入経路下にある宮良牧中の県有農地の現
││ │ │ 況について
││ │ │ (2) 今後の対応について
││ │ │3.旧大浜町浄水場跡について
││ │ │ (1) 文化財指定に係る建議書が出された経緯とその内容につ
││ │ │ いて
││ │ │ (2) 教育委員会の建議書への対応について
││ │ │ (3) 文化財としての保護と
空港アクセス道路が両立する
施策 ││ │ │ について
││ │ │4.教育行政について
││ │ │ (1) 入園申込者が、5人に満たない幼稚園について ││ 一般質問│ │ (2) 対象となる幼稚園の保護者や関係者からの意見について
││ │ │ (3) 今後の対応について
││ ├───────┼───────────────────────────────
┤│ │ │1.本市における戦時中に空襲を受けた範囲について
││ │ │2.不発弾埋没の可能性があるか否かの判断基準について
││ │ │ (1) 磁気探査の義務化について
││ │ │3.市が保有する遊休市有地活用のあり方について
││ │ │4.農地を持たない人の市民農園を導入すべきと考えるが、
当局 ││ │ 箕底 用一君│ の見解を伺う
││ │ │5.本市における介護士及び介護職不足問題については
総合戦略 ││ │ │ に位置付けるべきと考えるが当局の見解を伺う
││ │ │6.真栄里給油所から沖縄電力方面の市道における、街灯整備に
││ │ │ 向けた当局の取り組み状況について
││ │ │ (1) 平成28年3月の一般質問で整備に向けて取り組むと答弁
││ │ │ したが、その後の進捗状況について │└─────┴───────┴───────────────────────────────
┘ 平成28年第8回石垣市議会(定例会) 12月12日(月) (2日目) 開 議 午前10時01分
○議長(知念辰憲君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり一般質問となっております。 本定例会における一般質問の通告者は20名であります。よって、お配りしてある
一般質問日程表のとおり進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、本日最初の質問者、長浜信夫君の質問を許します。長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) おはようございます。ケーラネーラ、ガンジューシ、オールネーラ、ミシャロルサ、市民の皆様、おはようございます。本日から一般質問の日程に入りますが、いつものようにトップ登壇となりました。 今議会は、全議員が質問を行いますが、当局と活発な議論を展開し、論戦を交えて当局をただしてまいりたいと存じます。 さて、質問の前に所感を述べさせていただきたいと存じます。 先月26日、市内大川の県道79号線で、下水道工事中に発見されました250キロ不発弾爆弾処理が行われました。それに伴い、当日は市民生活に多大な支障が生じ、不安と不便を強いられるなど、経済活動に大きな影響が及びました。 戦後71年経過して、今なお、今回のような戦争がもたらす負の遺産に向き合わなければならない市民や県民の精神的な苦痛、日常生活や経済活動など、地域社会に及ぼす影響は大変な損失であります。 沖縄県の調査では、戦後71年経過して処理された不発弾は2,100トン余であり、いまだ地中に埋もれた不発弾も、約2,000トンと言われ、全て処理するには、さらに70年余の年月を要すると試算されております。 国が起こした戦争の負の遺産である不発弾処理は、当然全額国の補助で解決されるべき課題であります。国は戦後処理のツケを、私たち市民、県民、国民に押しつけることは責任逃れだと強く訴えたいと思います。 決して人間の命を奪う爆弾や砲弾が落ちてくるような世の中にしてはいけないと、今回の不発弾処理に際し、痛切に感じた次第であります。 それでは、過日通告いたしました質問要旨を申し上げますので、当局の簡潔明瞭な答弁を求めます。 まず初めに、おきなわ
子育て応援パスポートについてお伺いいたします。 本事業は、本年度4月から18歳未満のお子様やその家族、妊娠されている方やその家族を対象として、協賛事業所にパスポートを提示すると、さまざまな割引や優待が受けられる
子育て応援事業であります。 本事業は、社会全体で子育て家庭を応援するために、沖縄県と事業者が協力して、子育てしやすい環境を整備していくものでありますが、本市の取り組み現状について、説明を求めます。 次に、川平公民館の保育所使用についてであります。 本件は、昨年3月議会で当局に質問し、確認したところでありますが、
認定こども園移行について、不確定な状況になっていますので、地元からも再度確認をしてほしいと要望があり、質問をさせていただきます。 川平保育所は長年、公民館の一部を本市に提供し、運営がなされておりますが、近年は地域の公民館活動やさまざまな社会活動において、施設が狭隘化してきたため、保育所の移転を再三にわたって当局へ要請を行ってきました。 このような現状から、川平保育所のこども園移行を真っ先に取り組んでいただきますよう、昨年の3月議会で申し上げたところであります。 そこで、現時点でのこども園移行への計画は、予定どおり進んでいるのかどうか、現状説明を求めます。 旧大浜町浄水場跡の
文化財指定調査と新
空港アクセス道路について、お伺いいたします。 新空港開港に伴い、市街地とのアクセス向上を図るため、
一般県道石垣空港線の整備が平成31年末の供用開始を目指し、目下進められているところであります。 しかし、
アクセス道路計画内に、旧大浜町浄水場施設がかかっており、石垣市文化財審議会は、文化財に指定し、保護、活用するよう建議し、現地調査が行われました。 そこで、
アクセス道路計画との影響等の関係について、どう認識なさっているのか、また文化財指定に向けた現状説明を求めます。 最後に、自衛隊配備問題についてであります。 同問題は、これまで防衛省の限定的内容の説明会や、石垣市からは到底積極的とは言いがたい市民への情報提供になって、議論が深まってこなかったのは、当然だと申し上げたいと思います。 石垣市は防衛省に対しても、丁寧で十分な説明を市民へ行うよう求めることもせず、ただ言い逃れをしているようにしか映りません。 ところで、去る10月28日に、市民や市長の判断材料に役立てるため、公開討論会を開催いたしましたが、討論会を通して、どう認識なさったのか、市長のご見解を求めます。 以上、質問要旨を申し上げました。当局の明確な答弁と説明を求めます。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) おはようございます。長浜信夫議員の1項目、おきなわ
子育て応援パスポート事業の本市の取り組みの現状についてお答えいたします。 おきなわ
子育て応援パスポートとは、沖縄県が民間の運営事務局に委託をし、妊婦さんや子育て世帯を応援、支援するために、全国的に実施している事業でございます。 事業内容といたしましては、あらかじめ取得したパスポートを、協賛店や施設に提示をすると、そのお店や施設が独自に設定する商品の割引やサービスなど、さまざまな特典が受けられるというものです。 具体的には、授乳や
おむつ交換場所の提供や、ミルクのお湯の提供、キッズスペースあり、ベビーカー入店可能など、
各種割引サービスや
ポイント付加サービスなどが全国の協賛店や協賛施設で行われております。 石垣市におきましては、ポスターを掲示するなどして、妊婦さんが母子健康手帳を受け取る
健康福祉センター窓口と子どもセンター、またこっこーま、オリブ保育園、なごみの広場保育園のおのおのの
子育て支援センターにおいて、このようなカード型のパスポートが設置されております。 また、このパスポートは、ご自宅のパソコンでウエブサイトに接続し、プリントして取得したり、スマートフォンに画像を取得し、表示することで、利用が可能となっております。 現在、石垣市においては、協賛店舗及びホテルでの商品割引、コンビニエンスストアでのミルク用お湯の提供、授乳や
おむつ交換場所の提供などのサービスを受けることができます。より多くの子育て世帯や妊婦さんにご利用いただけたらと思います。 なお、石垣市における独自のものといたしまして、企業の協力による子どもが3人以上いる世帯に対するガス料金の割引や、毎月第2、第4土曜日に低額な料金で食事を提供する食堂等の
子ども応援サポートもございます。 続きまして、2項目の川平公民館の保育所使用における移転のめどについて、お答えいたします。 川平保育所は、平成7年に当時の川平公民館長及び婦人会長から、若者の定住促進を図ることを目的として設置要請があったことにより、平成8年に僻地保育所として開設をして以来、この間、地域の皆様の深いご理解とご支援をいただきながら、今日まで川平地域の子育て支援の場として運営がなされてきております。 改めて、川平公民館を初め、地域の皆様には深く感謝をしているところでございます。 川平保育所の園舎につきましては、これまで同公民館敷地内に付随する建物を活用させていただき、同公民館との建物賃貸借契約を交わしているところでございまして、現在の契約期間は、平成30年6月までとなっております。 2年前にも議員より同様のご質問を賜りまして、平成30年4月には、移転開所する計画ということでご説明を申し上げたところでございます。 本市において、平成27年3月に策定をいたしました石垣市子ども・
子育て支援事業計画におきましては、川平保育所と老朽化が進んでいるわかば幼稚園を統合し、
幼保連携型認定こども園を設置する計画になっているところでありますが、平成27年度にスタートいたしました
子ども子育て支援新制度への移行、また平成29年度中の待機児童解消に向けての施策の実施など、ここ数年で保育行政が大きく変化している現状にございます。 また、川平地区における
幼保連携型認定こども園設置は、公立では初めての園であることから、施設の整備につきましても、地域子育て拠点となるような施設計画となるような地域、保護者、幼稚園教諭、保育士、学校関係者等を含めた委員会を立ち上げ、基本構想や計画を進めていくことも必要かと考えます。 今後、本業務を丁寧に進めていくために、地域の提案や意見集約を図る時間も必要であり、また施設整備に向けて庁内の人員体制の調整も必要となってまいります。 このような理由から、現在において、契約期間満了日までに保育所を移転することが厳しい状況にございます。 このことにつきましては、去る11月28日に、公民館長等にその旨のご説明とご相談をさせていただいたところでございます。ご理解とご協力をお願い申し上げたいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。
◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。長浜信夫議員の3項目め、旧大浜町浄水場跡の
文化財指定調査と新
空港アクセス道路について。アクセス道路との影響等につきましては、建設部よりお答えいたします。 新
空港アクセス道路は、県道石垣空港線として、沖縄県土木建築部八重山土木事務所にて、平成21年度から事業着手し、平成31年度末供用に向け、整備を進めております。 旧大浜町浄水場跡地が文化財に指定された場合、ルート変更により、開通が大幅におくれること。既に取得、補償した用地物件費、調査設計費等の国庫返還等の可能性があること等、多大な影響が出ると聞いております。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 教育部長、大得英信君。
◎教育部長(大得英信君) おはようございます。文化財指定についての現状説明を求めることについて、お答えいたします。 旧大浜町浄水場跡は、平成28年8月8日開催の第1回石垣市文化財審議会において、審議委員より指定文化財候補として提案がなされました。 その後、9月9日の第2回文化財審議会で現地調査の後に審議を経て、9月21日付けで建議書が提出されました。 これを受けまして、事務局では文化財指定に向けての調査を開始いたしております。 この場所は、沖縄県が進める新石垣
空港アクセス道路計画地に所在しております。このことにより、沖縄県八重山土木事務所からは、指定候補の新聞報道を受けまして、疑義書が提出され、その中では、石垣市文化財保護条例第3条の「文化財の保護と他の公益性との調整に留意しなければならない」とのことに基づきまして、当施設を石垣市指定文化財候補として取り扱うことにつきましてのご配慮のお願いが届いております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) おはようございます。自衛隊配備問題についてお答えいたします。 自衛隊配備について、市民の意見が分かれている現状において、賛成、反対双方の意見を聞き、市民及び市長が自衛隊配備についての判断に役立てることを目的に、去る10月28日、本市主催による自衛隊配備にかかわる公開討論会を開催いたしました。 当日は多くの市民が来場した中、推進、反対両方の立場から、それぞれの主張や討論が展開されました。 また、公開討論会の会場で実施されましたアンケート調査も公表されたことで、さらに市民の中でも、いろんな議論が巻き起こっております。 引き続き、今議会でも活発な議論がなされていくものと考えます。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長浜信夫君の再質問を許します。長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 再質問に入らせていただきます。 まず、おきなわ
子育て応援パスポートについて再質問いたします。 協賛事業所にパスポートを提示すれば、さまざまなサービスが受けられるということでありますけども、子育て世代にはこんなに大変うれしい話はありません。 そこで、多くの皆様方に、ぜひこの恩恵を受けていただくために、広く周知することが鍵になってきます。 そこで、明らかに18歳未満のお子さんがいる保育所とか幼稚園、小学校、中学校です。等に周知を図るためにポスターの掲示、パンフの配付等で周知をするのは、大変効果的であると思いますけども、取り組みの強化はできませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 議員ご提案のとおり、この事業は妊婦さんや子育て中のご家庭にはとてもいい支援事業でございます。十分な周知に至っていないような部分もございますので、実施主体である沖縄県と連携をし、ポスターの手配等、市民への積極的な周知に努めてまいります。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 10月からは、この、これはインターネットから落としたものですけども、このカードなんですけども、これを掲示すれば、全国どこでもサービスが受けられることになっておりますので、子育て支援のパスポート活用がぜひ広がるよう、当局にはさらに力を入れていただきたいと要望いたします。 次に進みます。川平公民館の保育所使用についてであります。 本市と川平公民館は、これまで4度にわたって契約を交わして、そして延長借用してきているところです。 公民館も、今回の契約は、これで最後の契約にしてほしいと、当局に要望してきたと、当局も認識していると思いますが、そこで当局も計画年度の前倒しも視野に取り組んでいく旨の返答をなさっております。 しかし、計画のおくれについて、今、地域で不安や不満、あるいは心配で、大変公民館の皆さん方も、心中穏やかでないということになっております。 地域との約束ですので、公民館を返して、地域の説明会等の、そういった会合が必要になると考えますけれども、当局はどのようにお考えでしょうか。
○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 公民館長及び副館長に対しまして、11月にご説明をし、ご相談をさせていただいたところでございますが、評議員の方等役員が大勢いらっしゃるとお聞きしておりますので、日程を調整の上、改めてご説明の場を設けまして、ご相談を申し上げたいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 公民館区域の皆さん方には、ぜひご理解をいただくように、説明をぜひともお願いしたいと思います。当局は、このようにおっしゃってました。「遅くとも平成29年度中には幼保認定こども園を整備し、平成30年4月には移転開所をする計画であります。今後、教育委員会と連携を図りながら、計画年度の前倒しも視野に入れ、鋭意取り組んでまいります」ということでありました。 そこで、教育委員会ですけども、お伺いいたします。
認定こども園移行に当たっては、当然、児童家庭課だけの課題ではありませんので、教育委員会の取り組みのほうに、おくれは生じなかったのかどうか、もしそのようなところがあれば、どういったことが課題なのか、説明をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 教育部長、大得英信君。
◎教育部長(大得英信君) お答えいたします。 市全体のやはり課題として、新子育て制度の対応につきましては、教育委員会も市長部局もあわせまして、考え方を議論しながら進めていくということで、これまで一緒に行動させていただいております。 幼稚園のほうにつきましては、預かりの状況によりまして親御さんの子育てを預ける場所の判断をどうするかということが、一番重要な親御さんの考えになってきますので、そこら辺におきまして市の教育委員会のほうの考えと、児童家庭課のほうの考えをあわせまして、一生懸命整合性を整えるように頑張っております。 そういうことで、今まさにちょうど調整をしている段階でございますので、鋭意取り組んで、これからもいきたいと思っております。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 保育所と幼稚園の違いがあって、計画を進める上、弊害とか障害が出る部分もあろうかと思いますけども、今回の件で、地域が疑心暗鬼になっておりますので、行政、地域両者の信頼関係も大切になってまいりますので、今部長おっしゃったとおり、関係部署の連携をしっかりと図っていただいて、取り組んでいただきたい、そのように申し上げたいと思います。 そこで、当公民館は、地域活動や青年会、婦人会、老人会、さまざま社会活動において困っていると、撤去を訴えているわけなんです。それに関する教育委員会は、その社会活動においてどのようにお考えですか。ご答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 休憩します。 休 憩 午前10時25分 再 開 午前10時26分
○議長(知念辰憲君) 再開します。教育部長、大得英信君。
◎教育部長(大得英信君) お答えします。 生涯学習あるいは社会教育における部署につきましては、教育委員会が所掌します。自治公民館につきましても、いきいき学び課のほうで対応させていただいておりますけれども、その社会活動において子育てあるいは預かり教育において、地域公民館がしわ寄せがあるとか、そういう弊害があるということでの訴えは、現在のところ、私どものほうには届いてはおりません。 〔(いなくても、どんなふうに認識するかという話、現実にそういう事情を申し上げているわけだから)という長浜信夫議員〕
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 公民館で保育所が開設したのは平成8年4月です。もう20年になります。地域活動にいろいろ影響が及んでいるという地域からのお話ですので、そういう意味からは教育委員会も課題解決に向けて、さらに積極的に取り組んでいただきたい、そのように要望いたします。 当局と公民館の契約は、平成30年6月までとなっておりますけれども、答弁もありましたけども、何とか計画のおくれを取り戻すように、連携をさらに強化して、地域の方々が納得できますように、ぜひ推移を見守っていきたいと思います。強く要望いたします。 次に進みます。旧大浜町の浄水場跡、
文化財指定調査と新
空港アクセス道路のことについてご質問申し上げます。 平成20年8月26日開催の第4回新石垣
空港アクセス道路検討委員会で、現在のルートが決定しております。懸案の浄水場施設について、県は平成22年の設計業務に際し、教育委員会に意見照会を行っております。 しかし、当時の文化課は、本件には触れておりません。意見はありませんでした。 その結果を受け、県は旧浄水場跡を現ルートの計画に入れています。 また、この施設を所管する水道部は、資産価値のない廃棄処分された施設なので、県が無償で撤去していただきたいということから、県は昨年度から撤去する方向で事業を進めてきました。 そこで、問題になっています今回の文化財指定の課題が出てきたわけなんですけども、ただどうして、当時このような認識に及ばなかったのか、今となっては悔やまれますけども、新
空港アクセス道路の重要な事業が、進捗状況が順調に進んでいる中で、同問題が持ち上がってくるわけですが、教育委員会は、本件をどう認識していらっしゃるのか、その考えを賜りたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 教育部長、大得英信君。
◎教育部長(大得英信君) お答えします。 最初の登壇のご答弁でも申し上げましたけれども、石垣市文化財保護条例第3条の「文化財の保護と他の公益性との調整に留意しなければならない」ということに基づきまして、本教育委員会も慎重に調査検討していかなければならない案件だと認識をいたしております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 当時の状況もあったんですけども、認識にちょっと甘い部分があったのかなと、判断を誤ったかなというような、感じるところですけども、それが今回の問題もちょっと難しくしているんじゃないかなと、そのように思っております。 文化財指定予定範囲の確定は、なされたかどうか、その上で文化財指定の最終結論はいつごろになる予定なのか、そこのところの答弁を求めます。
○議長(知念辰憲君) 教育部長、大得英信君。
◎教育部長(大得英信君) お答えします。 指定範囲につきましては、現在、予備的な事前調査の段階でございますので、まだ確定をいたしておりません。また、指定の最終結論はいつになるのかとのお尋ねですけれども、指定カテゴリーの内容によりますが、これまでの指定状況から見ますと、調査から指定に至るまで、1年間から三、四年かかったケースもある状況でございます。 したがいまして、宮良、高山原での季節ごとの昼夜の動植物の生態調査が必要との認識でございますので、今のところ見通しは立ってはおりません。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 今回の文化財指定の案件が出る以前に、新聞報道でしか情報を持ち合わせておりませんけども、本市の公有財産検討委員会は、県に売り払いの承諾をしております。当時の状況では仕方ないことかなと思いますけども、仮に文化財指定という結果に至った場合、検討委員会はどう対応するおつもりなのか、お考えを賜りたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) お答えいたします。 公有財産検討委員会においては、対象となる市有地の取扱方針を定め、確認を行ったまでであります。売買等の手続につきましては、沖縄県からの協議依頼を受けた後、関係部署への意見照会や調整等、所定の手続を経て処理を行うことになっております。 仮に文化財指定という結論に至った場合には、改めて沖縄県からアクセス道路の内容変更の説明を受け、公有財産検討委員会で検討を行うという手順になります。 あくまで内部での方針の確認まで行ったということでございます。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 私は、明らかに現状がこのような状況ですので、今の時点では、検討委員会が一旦承諾を取り下げて、そして先ほど所管課から答弁がありましたように、文化財の確定が決定して、そして文化財指定を受けて、そのような対応を受けてから、承諾の対応をとるべきじゃないかなと、そのように思っておりますけども、そういうことをとれるかどうか、検討委員会にお伺いしたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) お答えいたします。 先ほども述べたように、公有財産検討委員会では、対象となる市有地の取扱方針を定め、確認を行ったものでございます。市の審議内容に変更等があった場合には、沖縄県からも改めてアクセス道路についての内容変更の説明を受け、公有財産検討委員会において、検討を行うということになります。 あくまで、内部でその方針の確認を行ったということでございます。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 現実には、もう既に承諾をして、県に皆さん照会の回答書を出したわけですから、そこのところの対応は私はきちっとするべきだと思いますよ。 県は文化財指定、ルート変更が生じた場合、今後の交通量の増加による事故や交通渋滞、圏域の経済活動や社会的損失を指摘しております。 また、既に橋梁の工事がおくれているというような事実がございます。本市の都市建設課や環境課からも、貴重な対応を求める意見照会が回答があります。意見照会です、各関係機関からの意見照会を手元にございますけども、しかしこのアクセス道路の早期完成も必要ですし、文化財審議会、建議された貴重な意見もあります。市長は、現地調査を行っておりますけども、率直に市長の考えはどうなのか、お考えを賜りたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) 長浜議員の再質問にお答えいたします。 現地のほうを視察をさせていただきました。旧浄水場ということで、大変古い施設ではありますけれども、施設自体がまだ現状として残っていると。また、周辺には貴重な植物等があるという現状を把握をさせていただきました。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 県は、今回の件は新聞報道で初めて知ったというようなことをおっしゃっております。この現状について、県も大変困惑している現状なんですけども、しかし、この課題のボールは、石垣市にあるわけです。ボールを長く持ち続けるわけにはいきませんので、早期に状況を申請して、県にボールを返す必要があります。 先月、県の担当課の方にお話を伺ってみました。仮に文化財指定でルート変更が生じた場合、新たなルート設定、それに伴う設計、用地取得等が生じるので、市の結果を速やかに出していただきたい。そのことによって予定どおり2019年度供用開始の極力影響が少なくて済む旨のお話をなさっていました。いや、予定どおり完成したいとも話していました。 私は、県のこの事業にかける意気込みを、責任というのを非常に強く感じ取って、お話を伺って、そのように帰ってまいりました。 今、市民の間に、このアクセス道路事業計画にとても不安と心配が広がっております。事業のおくれを懸念して、文化財保護も重要だという認識のはざまにあって、非常に悩ましい状況に置かれていると思いますけども、両課題が市民の損失になってはいけませんので、関係機関との迅速な対応を強く要望して、双方が協力、協調して取り組まれて、最善の策を見つけ出すよう、強く本件のことに関して要望いたしたいと思います。 さて、次の質問に移ります。自衛隊配備問題についてであります。 今月3日の八重山日報社の取材に、市長は公開討論会での双方の意見は出尽くしていると述べております。 果たして本当にそうでしょうか。公開討論会を開催するまでに、市長は市民や議会も議論はまだまだ深まっていないと述べてきました。 そこで、たった1回きりの討論会で、双方の意見は果たして出尽くしていると言えるのかどうか、市長に答弁を求めます。
○議長(知念辰憲君) 総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) お答えいたします。 討論会の印象について、賛成、反対双方ともそれぞれの主張が出ていたと思います。今後いろいろな判断をする中で、一つの材料になると思います。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) はっきり1回きりの討論会でどうなのかと、返答を求めたはずなんですけども、討論会は、フロアからの意見はなかったんですけども、設定されなかったわけなんですけども、より多くの多様な市民の意見を聞くために、この問題の市民の関心をまた高めるためにも、次の討論会開催や防衛省の説明会がまだまだ必要であると思っております。 防衛省は市民の疑問には、まだ明確には答えていない部分があります。丁寧な説明をしたと到底言いがたい、そう思っております。 公開討論会のアンケートまとめが手元にありますけども、これからも討論会は、この中から、討論会は有意義であったが、まだ論議が深まっていないので、引き続きやるべきだと、賛成、反対双方からの意見がこのアンケートのまとめで示されております。 先日、このアンケートが公表されておりますけども、内容をまとめた結果は、配備反対の意見が多数でありました。これに市長は市民の意見なので、しっかりと受けとめたい、こう述べております。 アンケートには、配備の賛否を問う項目はありませんでしたけども、しかし最も重要なことは、市民一人一人が明確に記述して、みずから意思表示をしていること、そこなんです。このことから、市民のおおよその意向に察しがつくと思いますが、ご見解を賜ります。
○議長(知念辰憲君) 中山義隆市長。
◎市長(中山義隆君) 公開討論会の後にアンケートの回収をさせていただきました。それを集計して公表をさせていただきました。賛成、反対という意味での賛否を問うようなアンケートはさせていただいておりませんので、各自の自由な意見、その自由な意見の中で、賛成の意見であろうかと思う方を賛成、反対の意見だろうと思う方を反対というような形でさせていただきました。 また、アンケートの中には、賛成、反対、どちらにつくかわからない、どちらに類するかわからないようなこともございましたので、分類上はそういう形になっております。 700名余りの市民の皆さん、ご参加いただきましたが、回答いただいたのは約300名という形でございますので、回答していない方もいらっしゃるということでございます。 私が市民の意見なので、しっかりと受けとめたいと申し上げさせていただきましたのは、それぞれのアンケート、賛成反対、またどちらかわからない中でも、市民の皆様がアンケートに記入いただいておりますので、その意見、一人一人の意見としてはしっかりと受けとめたいということでございます。 アンケートの中で、賛成が多い、反対が多いということで、それで結論を出すということではございません。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 市民や市長の判断に役立てるために開催した討論会ですけども、分類はどうであれ、分類は、市民の判断は配備反対が多数でした。市長はどう考えようが、市民はそのように判断しているのが大方であるんじゃないか、そのように率直に申し上げたいと思います。 市長は市民の意見について、国防や安全保障にはそぐわない、単純に賛成が多いとか反対が多いとかで判断することではなく、賛成反対、双方の意見を聞いて、私自身が市長として判断する。述べております。 このことは、市長、賛成反対の方に関係なく、また市民の意向を聞こうが聞くまいが、自分自身の判断で決断するということにほかなりません。 市民の判断を無視して、自分自身の判断だけということですから、そのようになると、この市民討論会は単なる形式的で、市民の判断に役立てるとした目的としての意味合いは、何もないじゃないですか。この指摘にどう答えます、市長。答弁を求めます。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) これまでも申し上げてまいりましたけども、国防、安全保障に関することについては、住民投票はそぐわないだろうというふうに考えております。 さらに、私自身が市長という立場で、住民投票を発議することはないと申し上げています。 ただ、住民の皆様の中での署名が集まっての住民投票もしくは議会の中で必要数がそろっての住民投票ということについては、否定するものではありませんので、そのあたりはご理解いただきたいというふうに思っています。 住民投票は国防や安全保障にかかわることで、住民投票することはそぐわないというのは、私の考えでございますけども、その住民投票自体がそぐわないからといって、市長が何か物事を判断すること自体がそぐわないというのは、論が違うと思っております。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) ちょっと認識のずれがあるのかなと、私とはそのように感じますけども、市長は、ただいまありましたけども、住民投票は国防にそぐわないと、私から提起することも否定することもない。今もそのようにお話いたしました。 自治基本条例とか議会で投票ということにならなければ、実施しなければならないと市長は発言しております。 これまでも何遍も話しているわけなんですけども、仮にこの住民投票を実施するとなった場合、結果の判断は市長はどのようになさいますか。対応はどうなさいますか、お考えを賜りたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) 地方自治法、そしてまた石垣市の自治基本条例におきましても、住民投票の結果を尊重するということであります。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 尊重でとまってはいけないです。どうするかですよ。私は最もウエートの大きいのは住民投票じゃないでしょうか。市長の判断よりも上だと思いますよ。私はそういう認識です。 市長が自治条例や議会で投票ということになれば、実施しなければならないと、ただいまそう発言しておりますけども、答弁なさいましたけども、このアンケートからも、この公表されたアンケート結果、これからも市長や議会が決めるのは否定的な意見が多いんですよ。このアンケート。そして、住民投票への言及が多数です。大いに市長はアンケートの結果を参考にすべきです。 議論をさらに深めます。市長、市長は住民投票は国防や安全保障に関することなのでそぐわない、この場でも何遍も発言しております。 市民の意思がそぐわないとおっしゃるなら、この市民の代表である市長の判断もそぐわないということになりませんか、どのように思います、市長、ご答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) 先ほども申し上げましたけども、国防や安全保障というのは、国の専権事項であります。一地方自治体の住民投票で、国の安全保障や国防を決めるということは、大変私としてはそぐわないだろうと、危険性もはらんでいるのでそぐわないだろうというふうに考えております。 ただ、住民投票そのものを否定しているわけではないということをご理解いただきたいと思いますので、住民の皆さんの中から所定の手続等を経て住民投票の要件が満たされれば、それは実施いたしますし、議会のほうで所定の手続を経て、要件が満たされればそれは実施するというふうに考えております。 先ほど住民投票の件につきまして、尊重しなければならないということを、もう一歩踏み込むべきだというふうなお話をされましたが、石垣市の自治基本条例の第27条、住民投票の中に、条文の中にこういうふうに書かれております。「市長は市政に係る重要事項について、市民の意思を確認するため、その案件ごとに定められる条例により住民投票を実施することができる」というふうに書いてあります。 この意味において、私は実施することができると書いてありますが、私は国防や安全保障のものはそぐわないので、市長から発議することはないと申し上げております。 その2項、「市民、市議会及び市長は、住民投票の結果を尊重しなければならない」と、これが条例の条文でございます。条文に従って判断して、尊重しなければならないというふうな発言をさせていただいたわけでございます。 さらに、住民投票をそぐわないと言っているのであれば、市長の判断はそぐわないということであるならば、国防や安全保障についてはだれも判断できないということになるわけでございます。 市長という仕事を担わせていただいている以上、石垣市としての考え方、また市長としての考え方、それは責任逃れすることなく、いずれかのタイミングで判断して、決断をしなければならないというふうに考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 確かに自治条例、地方自治法もそうです。市長の答弁によると、もちろんやらなければならない、もちろんやりますよ。やらなきゃいけないですよ、市長。 市長の答弁の発言に言いかえると、国防や安全保障は市民が判断することじゃなく、市民は国策に反対してはいけない、口を挟むなというわけですから、反対してはいけないということになりませんか。 また、一自治体の長が口を挟むべきじゃないともただいま述べました。これまでも述べてきました。視点を変えれば、みずからの自治体が国の一方的な計画に対して、有無を言わさず、なされるままになるにもかかわらず、傍観するという立場になるということじゃないですか。このことは、自治体を統治する市長のあるべき立場ではないと思います。自治体の長としては、どこに責任と責務があるのか、私は市長の答弁はどうなのかなと疑います。 それでは市長に伺います。市長はこれまで、推進、反対それぞれの団体からの要請、陳情には立ち会われてはきませんでした。いかにも中立性を保つというお話をなさってきましたけども、いかにも公平性を保っているように行動をとってきております。 しかし、以前にもただしましたけども、市長は推進する団体の顧問をしているわけです。事実からこの言動に信頼が持てません。どこに公平性があるのか、信頼が持てません。あたかも公平性を保っているような発言をしますけども、市長の姿勢はだれの目からも推進する立場の、そのような治政じゃないでしょうか、市長の認識を賜ります。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 国の安全保障、そしてまた大規模災害時の支援対応等に関しまして、自衛隊の果たすべき役割ということは、皆さん十分ご承知のとおりだというふうに思っています。 私自身も、その内容については、十分理解をしておりまして、八重山防衛協会につきましては、私は市議の時代から理事という形で参加をさせていただいております。市長に就任してからは顧問という立場になっております。 何度も申し上げておりますけども、他府県におきましては、それぞれの知事がその県の防衛協会の会長、市町村長は副会長というような役職についている方は大勢いらっしゃいます。大体それが通例という形になっております。 そういう意味においては、市長である私が八重山防衛協会の顧問に就任しているということは、特段特異なことではないというふうに考えております。 つきましては、自衛隊の配備に関して、八重山防衛協会は、現在推進という形をとっておりますが、私がそこの顧問だということで、推進の行動をしているということではないということは、ご理解いただきたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) そうおっしゃっても、なかなか理解できないですよ。確かに既に基地が存在する長はそうです。会長、副会長をなさっています。県の知事も市町村も、これから自衛隊の配備をするかどうか、市民が大きく割れて、問題を抱えている本市のような、このような自治体ではありません、市長がおっしゃったところは。現状が他の自治体とは変わります。 石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会からの抗議文、先日抗議されました。回答がありました、手元に回答書があります。回答にもありますけども、中立という立場から賛成、反対のどちらにもあいません。そして、他府県の知事とか市町村長も役員をしていることを話しますが、今も答弁なさいました。その方々がどういう立場でまた、中立であるかどうかもわかりません。恐らく私は推進する、容認する立場の方々だと思います。 市長は、みずから中立の立場といいながら、顧問する八重山防衛協会の推進派の、八重山防衛協会は推進派の母体じゃないですか、私は矛盾した市長の答弁だと思いますよ。 自衛隊の計画と訓練について、私は以前も質問いたしました。防衛省が説明すべきですけど、やりませんので、多くの市民に計画の内容と事実が十分に知らされていない。 そこで、一部ですけども、市長にその認識を問いたいと思います。自衛隊が、国内外で大がかりな訓練を繰り広げております。離島奪回訓練というのがあります。これは、南西諸島の島々を想定にして、行われる訓練だと言われております。 このことからわかるように、この訓練、島に置かれた部隊、あるいは基地は、抑止力どころか、敵に占拠されて、その後に応援部隊が島を奪還するという訓練なんです。このことはどういうことかと申しますと、島が攻撃の対象になり、住民が犠牲になってしまうことにほかならない。島への自衛隊配備は何の抑止力にもならないことを、この自衛隊の訓練みずから証明した訓練だと、私はそのように思います。 このような訓練を防衛省はやっているわけなんです。その島をこのような想定のもとに置かれていることについて、この訓練を市長はどのようにお考えなのか、ご見解を求めます。
○議長(知念辰憲君) 総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) お答えいたします。 防衛省によりますと、島嶼防衛は、島嶼に関してあらゆる武力攻撃事態を想定しなければならず、離島奪回訓練は、万一島嶼を占領された場合の訓練であります。 また、我が国を取り巻く安全保障環境が大変厳しさを増す中、南西諸島地域の防衛体制の充実を図り、国民の生命、財産を守ること、石垣島への警備部隊等を配置することで、抑止力を高めるとの説明を受けております。 今述べたように、あらゆる事態を想定しなければならないというところで、いろんな訓練の中の一つだと認識しております。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 想定の訓練とはいえ、大いに可能性のある訓練ですよ。私はそう思います。 この計画、見て私は驚きました、当初。住民を巻き込んで、悲惨で残虐を極めたあの沖縄戦の再現を思い浮かべたからです。防衛省は市民の知らないところで、内容を明らかにしないまま、次々と計画を練られ、進めています。 しかし、この訓練計画等の内容は、先ほど申しました。防衛省は市民には一切説明しませんよ。石垣市民に。全く不誠実だと思います。 さて、次にお伺いいたします。今月3日の地元新聞に、柳澤協二氏の講演がありました。新聞でも掲載されております。 そこで、市長はこれを読まれたかどうか、ごらんになりましたら、感想を賜りたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) 新聞の紙面でしたので、読ませていただきました。非常にわかりやすい内容でありましたが、内容については、私の考え方と合致する点、また理解できないといいますか、考え方の違う点等ありましたので、さまざまな反応というか感想を持っております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 柳澤氏の講演は、先月30日にありました。柳澤氏は小泉内閣、安倍第一次内閣、福田内閣、それから麻生内閣の閣僚でありました。安全保障や危機管理の実務を担当した専門家であります。 〔何事かいう者あり〕 失礼、閣僚ではなかったけども、訂正します。講演では、自衛隊配備のリスクと私たち市民の覚悟を説いておりました。 推進する立場の皆さん方は、抑止力を前面に掲げますが、柳澤氏は、抑止力の本質は、力ずくの論理であり、従前より危険な状態となる。武力を強めることは安全につながらない、これが安全保障のジレンマであり抑止力の副作用だと、こう講演で述べておりました。 また、仮に尖閣問題がこじれて、邪魔する部隊があれば、そこを攻撃するのは当然であり、防衛基点になっているところは攻撃される。こう述べております。 これは、だれが考えても、非常に理解できることと私は思います。私たちが訴える基地があれば標的にされて攻撃される、そのものなんです。そのことを市長はどのように、講演の内容からですけど、認識なさるのかどうか、ご認識を賜りたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 ただいまの長浜議員のご質問、柳澤氏の講演会の中でのコメントでありますが、その基地があれば攻撃の対象になるということについては、これは、これまでの議会のほうでも、何度も申し上げておりますが、基地があれば攻撃の対象になるということ自体は、もう既に戦争状態になったということだということをご理解いただきたいと。そうですよね。戦争状態じゃないと、攻めてこないわけですから、基地を攻めるということは、戦争状態になったということでございます。 抑止力のことについて、お話をさせていただきます。これは柳澤氏の新聞にあって、ただ講演内容からですけど、抑止力には抑止には2通りあると。一つは拒否的抑止力、相手の国土をやっつけるのではなく、相手が攻めてきたらはね返し、やっても無駄だぞという抑止力、これを拒否力とも言うと。 これに対して、相手が攻撃してきたら、倍返しにしてやるぞ、首都を攻撃してやるぞというのが懲罰的抑止力、報復的抑止力、日米安保では、自衛隊が拒否的抑止力、アメリカが懲罰的抑止力の役割を担っているというふうに、まさしくそのとおりだと思っております。 自衛隊は、専守防衛、そしてまた国の安全保障を守ると、国防という意味において存在しているわけでありまして、自衛隊が他国を攻撃するということは基本的に考えておりません。 そういう意味においては、自衛隊は柳澤さんがおっしゃるように、拒否的抑止力だと、私もこのことに関しては、まさしくそのとおりだというふうに思っています。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 戦争状態になったから、島が攻撃されるという以前の話なんですよ。要するに、基地があれば、攻撃されるということは、リスクがそれだけ、抱えていることが大きいということになるんじゃないでしょうか。基地のない島にだれがミサイルを打ってきますか。国際上、そんなことは許されませんよ。常識でしょう、これ、基地のないところ、攻撃するところはないでしょう。 〔何事かいう者あり〕
○議長(知念辰憲君) 静粛に願います。
◆16番(長浜信夫君) 続けます。柳澤さんの講演でもありましたけど、市長、市長も要旨を読まれているはずですけども、結局のところは、柳澤さんはこう訴えているんですよ。政治力の力だと、政治が誤ってはいけないということを言っているんですよ、指摘しているんですよ、柳澤氏は。市長に強く申し上げたいと思います。 日本記者クラブの取材班に、市長は、若宮副防衛大臣から要請を受け、1年が過ぎて、返事ももうそう遠くはないと述べ、先日も、あと1年は考えてない、遠くないうちに判断すると述べました。 1年たとうが、2年たとうが、3年たとうが、私は一向に構わんと思いますけども、なぜそう急ぐのか、そこもわかりません。 そこでお聞きします。市長の胸中には、配備の可否について、決断は固まっているのかどうか。またその決断の公表の時期はいつごろだとお考えなのか、伺いたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) せんだって、日本記者クラブの皆さんが来られまして、市長はいつ判断しますかというお話を、質問を受けました。それに対する回答を今、ご質問されていることだと思いますけども、まず、若宮防衛副大臣が石垣市に来て、自衛隊配備の要請を、協力の要請をされました。昨年の11月のお話であります。 それから1年がたちました。それに対して、その間、防衛省の住民説明会、また市民に対する説明会等も行われましたし、私ども石垣市のほうで開催しました公開討論会も開催させていただきました。 そういった意味において、判断する材料というものについては、いろいろと集まってきているというふうに思っておりますが、これを今議員が2年でも3年でも延ばせばいいじゃないかというふうなお話をされました。 その判断を延ばすということに対して、やはり決断をしなければならない時期というのは私はあると思っています。賛成にしろ、反対にしろ、判断しなければならないと思っています。 長浜議員は反対の立場ということでございますので、本来であるならば、市長は反対の判断を早急にしてくれというならわかりますけども、それは言わずに、賛成か反対かの判断を延ばしてくれという理由が全く理解できません。私のほうでは。 本来であれば、反対ならば、反対の決断をしてくれと、早く反対の決断をしてくれというのが普通だと思いますけども、そういう意味においては、やはりここまで1年間かかっておりますし、私も市長の任期はあと1年と3カ月程度でございます。市長の任期中に判断をしないということになるならば、私が市長としての責任を果たしてないということになると思いますので、そんなに遠くないうちに判断をさせていただきたいというふうに申し上げました。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
◆16番(長浜信夫君) 市長、私は反対の立場から質問しているんですよ。賛成か反対かの決断ということは、明らかに私は反対の決断をしてほしいということになるんじゃないですか。私は反対の立場からあなたに聞いているわけですから。それを一々どうのこうのってへ理屈ですよ、市長、今の話は。私は反対の立場からあなたに質問をしているわけで、それを賛成か反対か、どうも私は皮肉な市長の発言だと思いますよ。 市長は、みずからの任期中、1年半の任期中までの決断とお話になってますけども、大方検討はつきます。いつごろというのは。なぜかというのは、いろいろあるんですよ。防衛省の予算の絡みもあって、大体いつごろの時期だろうということは、見当つきます。しかし、まだはっきり言ってないわけです。市長はまだはっきり発言していないわけで。 そこで、私たち議会も市長も、この問題について決断する、市民から負託されたものじゃないんですよ。市長もこのさきの選挙では自衛隊配備の云々は全く言及しなかったし、市議のメンバーも、選挙中には、自衛隊配備をしますとやっておりません。 ただ、一部のものであって、全員がそのように信任されたわけじゃありません。 そこで、この任期中に市長も私たちも決断することは市民に対して負託を受けてないということなんですよ。そのことをもし議会や市長が決断するというならば、解散して選挙をやり直してもいいですよ、市長。市長も選挙争点にしてやればいいですよ。そうしたら、市民も納得します。私はそう思いますよ。 いろいろ聞きたいところもありますけども、きょうは私たち議員、まだまだ執拗にこの問題を続けてぶつけますので、私はこの辺りで今回は質問を終わりたいと思います。議長、以上で私の質問を終わります。
○議長(知念辰憲君) 以上で、長浜信夫君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。 休 憩 午前11時08分 再 開 午前11時20分
○議長(知念辰憲君) 再開いたします。次の質問者、仲嶺忠師君の質問を許します。仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) おはようございます。質問に入る前に所見を述べさせていただきます。 去る11月27日に沖縄市で開催されたキックボクシングISKA世界ライトミドル級タイトルマッチにして、石垣市出身の廣虎さんが世界王者の栄冠を勝ち取りましたことに、心からお祝いを申し上げます。 このことについては、新聞報道等でも大きく取り上げられ、これまで廣虎選手を支えてこられたご家族初め、同級生や後援会関係者、多くの市民も世界王者の誕生を喜んだことだと思います。 石垣市からの世界王者の誕生は、ボクシング世界ジュニアフライ級世界王座を13度防衛し、昨年、国際ボクシング名誉の殿堂入りをした具志堅用高さん以来、41年ぶりの快挙であります。今週末、17日土曜日には、本市において世界チャンピオン誕生の凱旋祝勝会も開催予定とのことですので、石垣島全体で世界チャンピオンの誕生を祝う意味を込めて、市役所を初め、多くの場所に世界チャンピオンの誕生を祝福する懸垂幕や横断幕を設置していただきますようご提言申し上げます。 それでは、先日ご通告申し上げた項目につきまして、質問、提言いたしますので、当局の明確、簡潔な答弁を求めます。 まず初めに、旧新栄町船だまり場整備計画についてお尋ねいたします。 平成26年10月に埋め立て工事を完了し、本年3月に新しい道路が整備されたものの、その他の整備計画の状況については、先行き不透明な状況にありますので、お尋ねいたします。 1点目に、整備計画概要について、2点目に、整備計画の進捗状況についてご答弁願います。 次に、
漁業者支援事業についてお尋ねいたします。 この項目に関しましては、過去にも取り上げ、質問、提言した項目でありますが、現在どのような状況なのか、次の4項目についてご答弁願います。 1点目に、集魚灯整備支援について、2点目に、船舶燃費向上装置導入支援について、3点目に、2号船揚げ場巻き上げ機増設について、4点目に、漁業従事者育成プラン導入についてご答弁願います。 最後に、選挙時における投票日の投票時間の見直しについてお尋ねいたします。 本市で施行される各選挙において、期日前投票では午前8時半から午後8時まで投票できますが、投票日当日は、北西部地域が午前7時から午後6時まで、市街地においては、午前7時から午後7時までと繰り上げ投票が施行されています。国政選挙や県政選挙においては、テレビ、ラジオや選挙公報パンフレット等を通しての呼びかけにおいては、投票時間は8時までと呼びかけているため、投票時間が午後8時までだと勘違いしている市民も多くあり、投票時当日の投票時間を見直すべきだと思い、この問題を取り上げました。 そこでお尋ねいたしますが、1点目に、本市投票時間設定の経緯の理由について、2点目に、県内他市の投票時間の状況についてご答弁願います。 以上申し上げ、再質問は必要に応じ自席より行います。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君の質問に対する当局の答弁を求めます。農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) 仲嶺忠師議員の水産行政についてお答えいたします。 旧新栄町船だまり場整備計画について、1点目、整備計画概要について、2点目、整備計画の進捗状況について、順を追ってお答えいたします。 旧新栄町船だまり場は、沖縄県の石垣漁港7号船揚げ場完成に伴い、平成25年から順次埋め立て工事を行い、平成26年10月に埋め立て工事を完成しました。平成28年3月に、東西を結ぶ直線道路の舗装工事を完了しています。整備計画概要の跡地利用については、これまでも要望のある漁村団地用地、漁村再開発施設用地や公共用施設用地を計画しております。 2点目、整備計画の進捗状況についてお答えいたします。 ことし6月に新たに生じた土地の確認と町の区域の変更を告示し、現在は表示登記に向けた委託業務を行っております。さらに、都市計画の区域変更を行うため、都市建設課と協議を行っているところです。 2点目、漁業者支援についてお答えいたします。 集魚灯整備支援につきましては、既存のマグロはえ縄漁法を廃止しての魚種の転換が必要と、沖縄漁業基金事業交付規則に載っていることから、これまでも見直しを要請してきました。今後も、沖縄県漁業協同組合連合会を通して要請していきたいと考えております。 2点目、船舶燃費向上装置導入支援について。 漁業者にとって漁船の燃料消費に係るコスト削減は、漁業経営上、大きなウエートを占めることから、漁業の安定に大きく寄与することだと考えられます。これまでも漁協理事会を通し、漁業者へ周知していますが、現在のところ、希望者がないと伺っております。 今後は、補助事業の省エネ機器等導入推進事業も視野に入れながら検討していきたいと考えております。 3点目、2号船揚げ場巻き上げ機増設につきましては、船巻き上げ機全長210メートルの間に巻き上げ機3基が設置してあります。巻き上げ機間の長いところでは80メーターもあることから、滑車やワイヤの持ち運びに大変苦労していると伺っております。巻き上げ機の設置条件としましては、事業主体である八重山漁協の浜の活力再生プランの作成が不可欠となっておることから、漁協と調整していきたいと考えております。 4点目、漁業従事者育成プラン導入につきましては、各漁業集落を対象に継続して行っております。離島漁業再生支援事業において、漁場再生の取り組みは、新技術や漁法の導入等に取り組むことで、漁場環境の保全活動や漁業従事者へのサポートになっていると考えています。 また、新規就労者へは、沖縄県が昨年より取り組んでおります未来のマリンパワー確保・育成一貫支援事業において、就業3年以内の漁業者を対象に、漁業経費を支援し、担い手の確保・育成に取り組んでいるところです。 以上です。
○議長(知念辰憲君)
選挙管理委員会事務局長、天久朝彦君。
◎
選挙管理委員会事務局長(天久朝彦君) 仲嶺忠師議員の投票日当日の投票時間見直しについて、質問要旨、1点目、本市投票時間設定の経緯と理由について、2点目、県内他市の状況についてお答えいたします。 公職選挙法第40条では、投票所は午前7時に開き、午後8時に閉じる。 ただし、市町村の
選挙管理委員会は、選挙人の投票の便宜のため、必要があると認められる特別の事情のある場合または選挙人の投票に支障を来さないと認められる特別の事情のある場合に限り、投票所を開く時刻を2時間の範囲内において繰り上げ、もしくは繰り下げ、または投票所を閉じる時刻を4時間以内の範囲内において繰り上げることができるとあります。 1点目の本市投票時間設定の経緯と理由について、前回7月10日執行の参議院議員通常選挙まで、西は真喜良小学校から四ケ字内の小学校、中学校、高等学校、公民館等7カ所を投票所に指定し、真栄里公民館、平真、大浜、宮良、白保までの各小学校、計5カ所、合計12カ所を1時間の繰り上げ投票を行っております。 繰り上げ理由といたしましては、住宅、商工業の中心的な地域で、職業的には多彩な面にあり、比較的サラリーマン世帯も多く、退社等に要する時間も数十分の環境にあり、投票時間を1時間繰り上げ実施しても支障なく、また、現場の投票事務従事者等よりも午後7時以降、訪れる選挙人の数も少ないとの意見もあり、閉鎖時間を繰り上げ実施しても投票率に影響はないものと考えることが理由であります。 2時間繰り上げ投票を行っている投票所は、西は名蔵公民館以北、東は伊野田小学校以北の各小学校、公民館等9カ所で投票所を設けております。 2時間投票を繰り上げしている理由としましては、準農村地区で農耕地を近傍に有し、投票時間帯のこれまでの状況を見ても、早朝に多く、また昼食も自宅に帰り、とる家庭が多く、その時間帯を利用しての投票もかなりあり、2時間の繰り上げ投票を実施しても支障がないものと考えることが理由であります。 また、平成15年12月1日施行の期日前投票制度、午前8時30分から午後8時までの間、告示日翌日から投票日前日までの間、投票できること等もあり、投票日当日の1時間、2時間の投票所の繰り上げ投票を実施してるところであります。 2点目の県内他市の状況については、うるま市、宮古島市、南城市等で、農漁村地域のため、朝夕の涼しい時間帯で農漁業に携わり、日中は強い日差しを避け、休養をとるという習慣があり、大半が投票を休憩時間の日中に済ませてしまう等の理由、また有権者の少ない離島投票箱等の送致に時間がかかる等の理由で繰り上げ投票を行っているのが主な理由であります。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、仲嶺忠師君の再質問を許します。仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) それでは、順追って再質問をしていきたいと思いますが、まず、1点目、2点目の水産行政につきましては、過去にも何度か質問したものであります。 まず初めに、旧新栄町船だまり場について再質問をしていきますけど、これ私、先ほど申し上げましたように、過去にも質問したことはあるんですけど、過去に質問した際にも、平成26年度内に計画道路まで全て整備して事業完了という、その後、速やかに区域変更等を行うという答弁をいただいてたんですけど、いまだこれが区域変更されてないという理由がちょっと理解できないんですね。 それで、当初予定ではいつだったのか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。
◎建設部長(安里行雄君) 仲嶺議員の再質問にお答えいたします。 用途地域の指定につきましては、全体として、都市計画区域内であることが要件となります。埋立地などにより新たに生じた土地である地先公有水面は、地番が付された時点で都市計画区域に編入されます。 現在、所管部署で地番を付す作業をしている最中であることから、その作業が終わった後に用途地域の変更に係る手続をとることになります。 なお、地番を付す作業が今年度中に完了するとのことですので、用途地域の変更はその後となり、予定としましては、次年度となります。 以上です。 〔(議長、答弁になってない。当初予定とは、いつの予定かと聞いてるのに)という仲嶺忠師議員〕
○議長(知念辰憲君) 休憩します。 休 憩 午前11時35分 再 開 午前11時37分
○議長(知念辰憲君) 再開します。仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 本当、当初予定はいつだったかという質問なんですけど、全然答弁になってないんですけどね。今の答弁だと、次年度、区域変更するということですけど、なぜここまでおくれてるのかと。当初予定でいつだったかわからないから、おくれてる理由もわからないと思うけど。おくれてるように思えんのですよね。次年度のいつまでに、じゃこれを区域変更するんですか。再度ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 休憩します。 休 憩 午前11時37分 再 開 午前11時37分
○議長(知念辰憲君) 再開します。建設部長、安里行雄君。
◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 用途地域の変更が完了するまでには、沖縄県との事前協議、公聴会、都市計画審議会など、さまざまな手続が必要となっております。 具体的なスケジュールは、これから進んでいく中でお示しできると思いますが、現時点で、次年度変更とまでしか申し上げられませんけども、少なくとも手続が早目に完了するよう、鋭意進めていきたいと考えております。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 部長の答弁によると、県との調整がおくれているという、このようなふうに理解しますけど。 前回質問したときに、平成24年6月議会で僕はこれを質問してるんですよ、この整備計画についてね。そのときの答弁で、平成26年度末までには、計画道路も全て整備して工事完了ということを言ってたんですけど。 私の認識によると、道路は、この埋め立て区域内ですよ、道路はあと2本整備されると認識しておりますが、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 現在、暫定的に整備した東西に延びる道路と、それに並行して北側に1本、仲本冷凍前の既存市道と整備予定道路の2本を結ぶ南と北に1本、既成道路の法線を考慮し、計画してございます。 〔(説明不十分)という仲嶺忠師議員〕
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 休憩してもらえますか。
○議長(知念辰憲君) 休憩します。 休 憩 午前11時40分 再 開 午前11時40分
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) 失礼しました。先ほど「仲本冷凍」と申し上げましたけど、「上原冷凍」の間違いでした。訂正して……。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 私の認識どおり、やはりあと2本整備する予定ですよね。これは、先ほども申し上げましたように、24年6月に聞いたときには、26年度中に計画道路を全て整備して工事完了だという答弁だったんですけど、いまだ整備されてない。今は埋め立てた後の都市計画の区域変更、これを調整してるということなんだけど。じゃこの区域変更をした後に道路を整備するのかどうか、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 区域変更後に行います。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) おくれてるように思うんですけどね。区域変更の後に道路を整備するということは、農林水産部から建設部に移ってからの整備という形になるわけですよね。 今回、取り上げた理由としまして、3月に整備された道路がありますけど、その道路には歩道が設置されておらず、しかも、いわゆる道路でいう路肩、車道とは別に路肩も整備されてないですよね。舗装されたぎりぎりに白線が引かれてるんですよ。おもしろいことに、これ私、9月議会でも取り上げようとしたんですけど、9月議会でこのような質問をする予定だよと担当部署に伝えたところ、それまで雑草が1メーターぐらい伸びてるものが、すぐ草刈りされてたんですよ。子どもたちの夏休みが明けて、子どもたちの通学路にもなってるから非常に危ないからということで取り上げようとしたら、すぐ草刈りがされた。幅が1メーター以上かな。その後、質問しなかったんですけど、今議会また質問するよと言ったら、先週ぐらいかな、ちょうど、質問するよと言ったら、また草刈りがされてる。それまでは草が伸び放題。 〔何事かいう者あり〕 本当ね、部長、多分そこの道路、どれだけ危険かわかってると思うんですよ。歩道もないんですね。それとあわせて、先月ですか、県のほうが南側にある漁港内道路、そこの進入路を完全に塞いでしまったもんだから、これまでその漁港内道路を通ってた車両が、全てこの道路を通ることになって、交通量が物すごくふえてるんですよ。漁業者の皆さんからは、なあ、あそこを閉め切ったからよくなったと、飛ばして回る車もいなくなったからよくなったという声もある。一方で、閉める場所を間違ってたんじゃないのかと、あと1カ所ぐらい東側をあけてもよかったんじゃないかという声もある。 いずれにしても、交通量がふえてることによって、相当危険が増してると、危険な状態がね。早目に歩道を整備していただきたいんですけど、なぜこれ歩道整備しないのか、できないのか、理由をご答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 全体計画の中で、標準断面では、歩道を含め、排水口等附帯整備施設整備予定であります。その整備に向けて現在取り組んでいるところであります。 近年、石垣漁港内の道路の車両の往来が増加しております。漁業者が交通事故に巻き込まれるおそれが高まったこともあり、これに早急な対応が求められているところであります。 昨年、暫定的に道路を整備したところであります。今後、都市計画への編入と必要な手続を進め、整備を図っていきたいと考えております。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 先ほどの答弁でもありましたように、都市計画において区域変更した後、建設部の所管がえになった後に歩道も整備されるわけですよね。 今、危険な状態というのは、認識してますよね。この道路自体、今は整備されてる道路自体が、多分単費で整備したと思うんですけど。 しかし、歩道がないがために、それだけ危険な状況になってると、これを認識していながらも、区域変更を行って、その補助メニューを使っての歩道整備を考えてるっていうふうに私は理解したんですけど、それまでの間、子どもたちを含め、漁業者の皆さんを含め、本当にこの危険な状態の道路を使ってることに対して、どのように考えますか。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 確かに現在、新川小学校に通う子どもたちの登下校に大分影響を受けとると感じております。 うちのほうとしましても、草刈りだけでなく、もっと子どもたちが歩きやすいような環境をつくって、安全確保に努めていきたいと考えております。もうしばらくかかると思いますが、その間、またうちのほうで環境整備、それから歩道等はいきませんけれども、草刈り等をして、子どもたちが安全に通れるような対策をやっていきたいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 安全管理と言いますけどね、向こうね、夜は夜で草があれだけ生い茂ってるものですから、そこを通る人はいないんですよ。車道しか歩かないんですね。 それと、大雨の日は、あそこ水たまりになるんです、恐ろしいほどの。部長が今言ったように、草刈りした場所を大雨の日は誰もそこを歩かないですよ。同じように車道を歩きます。大雨の日の視界の悪い状況の中で、交通量が相当多い中、車が走ってて危険な状態だというのが、漁業者の皆さんからも、あそこら辺を通学路としてる子を持つ保護者の皆さんからもね、早く歩道を整備してくれっていう、このような話しか来ないんですよ。本当に私も毎日通る道ですけど、非常に危険だと思ってます。最近、その周辺にはゾーン30というグリーンの舗装がされてますよね。しかし、その部分はされてないんですよ。 ですから、本当に、何度も言いますけど、非常に危険な状態、一日も早く歩道を整備していただきたいんですけど、部長が言ったように、草刈りを小まめにするとか、何らかの対応をとると言ってますけど、しっかりとした、この歩道をアスファルトまでやれとは言いませんよ、その事情がありますからね、財源の事情がありますから。もちろん、一日でも早くそれを舗装してほしいです。 しかしながら、やはりもう少し時間を費やすというんであれば、その部分、現在子どもたちが歩道として歩く場合もある、この草刈りをした場所を、ロープ等を張って安全をしっかり確保すべきではないかなというふうに思うんですよ。そこら辺はどのように考えますか。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 今考えたんですけども、学校とか、あとPTAとか、その道路を使ってる子どもたち、そういった環境を一度聞き取りをして、何が必要なのかをちょっと調査して整備していきたいと考えてます。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 何が必要かというのは明確なんですよ。安全の確保なんですよ。そのためには、しっかりと対応していただきたいと思います。道路管理者は石垣市ですよね、向こうの道路の場合はね。何かあったときは市に責任が来ますよ。しっかりと対応していただきたいと思います。 先ほどの答弁によって、埋め立て跡地利用、ここで漁村再開発施設とか公共施設という答弁、漁村団地というのは、これはわかるんですけど、それ以外の、この漁村再開発施設とか公共用施設というのは何なのか、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 本計画において漁村再開発施設は、漁村団地、それから漁業者コミュニティー施設等を想定しております。また、公共施設等は、公民館等を想定し、地域の水産振興に役立つ公共的役割の施設を想定しております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) いろいろなものが当初の予定で絵を書いてありますよね。それを見て、大体のことはわかってるんだけど、漁村団地なんですけど、今、八島町の漁村団地が整備されております。漁業者のほうからは、ああいうつくりではなくて、タワー型をつくってくれないかという話なんですよ。2階建てとか、新栄町にある平家とかじゃなくてね、3階建て、4階建ての大きなものをつくれば、あれだけの敷地面積があるわけですから、もっと多くの方が入居できるのじゃないかという声も多くあるんですよ。赤瓦にこだわるのもいいかもしれませんけど、やはり多くの入居希望者がいるというんであれば、そのニーズに応えなければならないと思いますので、ぜひ漁村団地を計画する際には、多くの方が入居できるような団地を建設していただきたいなというふうに思っております。 また、漁村再開発施設ということなんですけど、コミュニティー施設みたいなものをつくるのかどうかわかりませんけどね。地域の声では、漁協から水揚げされた魚をその場で即売できるような、いゆまちみたいなものね、そういうものもできないかという声もあるんですよ。そこら辺まで含めてね、検討していただければなと思います。 ただ、いゆまちに関しては、やはり漁協とセットで考えるのがいいのかなという部分もありますので、そこら辺はしっかりと検討していただければなと思います。 いずれにしましても、この問題に関しましては、早目に整備していただいて、本当に、先ほど来、何度も申し上げてますように、安全の確保ですので、早目にこの歩道の整備を含め、この跡地利用をしっかりと取り組んでいただきたいなというふうに思います。 続きまして、
漁業者支援事業の部分に移っていきたいと思いますが、まず初めに、集魚灯の部分。 最近、多くの漁船がこの集魚灯整備、行政からの補助を待てずに、漁獲量が上がるからということで集魚灯整備をしてる船が目立ってきてます。この集魚灯を整備した船の水揚げが現在どのような状況なのか、把握してるのなら、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 休憩します。 休 憩 午前11時52分 再 開 午前11時53分
○議長(知念辰憲君) 再開します。農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 現在のところ、集魚灯整備の船の水揚げのほうは、正確には把握してませんけれども、一番マグロのほうが多いという話は聞いております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 私も漁業者といろいろお話しする機会があるんですけど、この時期は若干水揚げが落ちてるような話も聞こえてるんですけど、ことし相当水揚げがあったと、集魚灯をしてね。これぐらい行政からの支援を待たずして、独自で自分で集魚灯を整備してる方々がいて、そこで水揚げが上がってると。まだ整備されてない方については、もう早く整備したいという。しかしながら、整備するに当たっては高額になるもんですから、どうしても行政からの支援も求めたいという話なんですよ。 先ほどの答弁でありますと、県漁連を通して要請していきたいと思いますという答弁なんですね。前回、ことしの3月議会でも質問してありますよ、どうにかして漁業基金の交付規則を緩和してもらえるように取り組んでいくと、このような答弁をしてたんですよ。今回もまた、またと言いますか、今回は連合会、県漁連を通して要請していくという答弁なんですけど、本市として、この集魚灯整備の支援について、関係省庁に要請等をしたことがありますか、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 特に現在のところ、要請のほうはありませんけれども、沖縄県漁業協同組合連合会を通して、沖縄県漁業基金の見直しについては要望しております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 特に要請はしてないとの答弁なんですけどね、もっと積極的に動くべきですよ。この後申し上げますけど、先ほど部長が答弁した内容だとね、漁業者からの声が届いてないとか、認識はしてるけど、まだ動いてないとか、そんなんですけど、もっと真剣に取り組んでいただきたい。その沖縄漁業基金という、日台絡みの100億円の基金ですよね、これね。その使い勝手が悪いというのは、何度も指摘してますよ。現在やってる漁法を廃業しないとそれができないとか。これね、沖縄県と、しかもこの離島八重山の漁業と本土のほうの漁業は全然違うんですね、船の大きさも全く違うんですよ。集魚灯でやってる人は集魚灯専門でやるんですよ、向こうの人はね。はえ縄をやる人ははえ縄を専門でやるんですよ。しかし、この八重山漁協に所属してる方は、この時期時期によってはえ縄をしたり集魚灯をしたり、そういう形でやってるんですよね。 だから、この交付規則、漁業基金の交付規則でね、今やってるものを廃業しないと補助できませんよというものを理解ができない。だから、これを私は何度も何度も訴えてきて、もっともっと使い勝手がいいようにするべきではないかと、議会でもう何度も訴えてきた。 しかしながら、市として特に要請したことはありません。県漁連を通してお話ししてます。そうじゃないでしょう、もっと積極的に市が動くべきだと思いますよ。この次の分と、燃費軽減装置の部分とあわせてご質問しますけど。 じゃ、船舶燃費向上装置導入支援について、この件について質問しますけど、先ほど漁協の理事会等を通して周知しているが、希望者がないとの答弁。私のところには、補助はまだか、補助はまだかという声しか来ないんですよ。この理事会を通して希望者を募ったが、希望者がいないって。余りにも認識が違い過ぎると思うんですよ。なぜこのように認識が違うのか、ご答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 休憩します。 休 憩 午前11時58分 再 開 午前11時58分
○議長(知念辰憲君) 再開します。水産課長、平良守弘君。
◎水産課長(平良守弘君) 再質問にお答えします。 去る27年12月15日の漁協理事会で、船舶燃費軽減装置に関する件として情報提供を行っております。 今後も、今、議員おっしゃるように、自分のところにたくさん要望が来てるということですので、周知徹底を図る上、また懇談会等で我々のほうも話していけたらなと思っております。 あと補助メニューにつきましても、今のところ、メニューとして現在持ち合わせていませんので、今後検討していければなと思っております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 課長、冒頭から申し上げてるように、私は水産漁船については、以前にも質問していると言いましたよね。この件については、平成27年12月議会で質問しているんですよ。今の課長の答弁だと、つい先日。 〔(27年です。去年の)という水産課長〕 去年の。私が議会で質問した後にそれをやったわけですね。しかし、私、きのうもこの漁港をずっと回ってたんですけど、やはりなぜまだできないのかと、そんな声なんですよ。先ほど答弁いただきました、補助事業の省エネ機器等導入推進事業というのは、これは何ですか。これ詳細をお願いしたいです。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 省エネ機器等導入推進事業費補助要綱というのがありますので、ちょっと読み上げます。 事業の目的といたしまして、漁業経営の改善に意欲的な漁業者グループが行う効率的かつ精神的な漁業手法の導入、省エネ環境対応型農業への転換を図る取り組み及び省エネ性能が相当程度すぐれた漁業用機器の導入の支援を行います。これまで以上の省エネ取り組みを推進することにより、燃油高騰に左右されない強い漁業経営を目指すことを目的としております。 要件としまして、補助対象となる漁業者グループの要件は、漁業経営セーフティネット構築事業に加入する漁業者であり、5人以上で構成されるグループであって、その代表者は65歳未満であるとなっております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 部長の説明だと、その漁業者グループ、このグループという言葉なんですね。ということは、これ個人に対しての補助はないというふうに理解しますけど、じゃこの漁協とその漁業者グループ、このようなグループがあるのかどうなのかわからないですけどね、漁協と漁業者と市と、水産課としっかりとこのような話し合いをしたことがあるのかどうなのか、こういう助成がありますよという、こういうような話をしたことはありますか、ご答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 水産課長、平良守弘君。
◎水産課長(平良守弘君) 省エネに関しましては、そういった細かい説明等は実際現場ではしたことはありません。 ただ、八重山漁協を通して、こういう省エネ、削減のメニュー等の話し合いはさせていただいております。また、今年度よりコスト競争に耐える操業体制を確立するため、漁業用機器等の導入が可能で、省エネ、プラス馬力アップも図ることができるようなメニューも創出されてることから、この辺も含めまして、話し合いを持ってるところです。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 課長の話だと、漁業者や漁協を交えての話し合いが全くされてないというふうに私は認識するんです。ですから、先ほど希望者がいない、周知徹底がされてないんですよ。このようなものがありますよって、前回質問したときにも、漁業者からは多くの議員に直接電話がかかってくるんですよ、あれほどやってくれ、これほどやってくれって。なぜか、漁協と市の水産課が全く動かないからですよ。だから、直接議員に来るんですよ、声が。それは前回も指摘しました。声がないから動かないじゃなくて、自分たちが漁業者としっかり話し合いを持って、率先して動かないことにはどうしようもないんですよ。漁業者はどのような補助メニューがあるかとか、僕だってわからないですよ、聞かない限りは。それを漁協任せにするんではなく、漁協に多分ペーパー1枚渡して、このような支援事業があるから、希望者はないですかっていう、こんな感じでしょう。 そうじゃなくて、各ハーリー屋があるわけですから、その単位でもいいですよ。いろんな会がありますよね、一本釣りとか、底びきとか、いろいろありますよね、マグロとかね、船主会とかありますよね。その方々を集めて、この漁法をしてる方に対する対象となる補助がこういうふうにありますけど、希望しますかって。水産課と漁協と一緒になって、しっかりと周知しなきゃいけないんです、これは。 だから、これまでは水産行政だけじゃなくて、役所は聞かなければ教えてくれないと、何についてもですよ。聞かないことは一切教えてくれない、それが役所だと、市民からいつもそう言われてきたんですよ。そうじゃなくて、逆にこちらから市民に、こういうことがありますよというのを提供していかなければならないと私は考えるんですけど。 さて、先ほど質問した集魚灯整備及び今のこの船舶燃費向上装置導入支援、この件につきましては、中山市長の2期目の公約でもあります。この件についてはどのように考えてるのか、ご答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 集魚灯整備支援、それも含めてですけども、結構水産事業のほうの補助事業メニューがございます。もろもろの採択条件に合った形で補助メニューを発掘し、今後またやっていきたいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 先ほど来、周知が不足してるんじゃないかなという話をしてますけど、今、質問したように、この2項目については、市長の2期目の公約でもあったんです。何月議会か忘れましたけど、私は市長の2期目のマニフェストの達成率という質問もさせていただきました。そのときにも、この2項目についてはまだ動いてないと。 しかし、市長は、その当時、残された任期2年で実現できるよう努めてまいるという、このような答弁もしてましたけど、残された任期、先ほど市長が長浜信夫議員の質問のときにも言いましたけど、1年3カ月です。この1年3カ月で本当にこのような支援ができるのかどうか。私、そのとき質問した際も、できないものはできないとはっきり言っていいと。なぜできないかという明確な理由があればいいと。そして市民は理解すると。 ただ、先ほど来、部課長が話してるように、全く漁協に丸投げしてるような状況で、市民から声がないからやりませんと。これじゃしっかりと取り組んでるとは言えないんですよ。 ですから、もっと真剣に取り組んでいただいて、残り1年3カ月の任期において、しっかりとこれが実現できるように取り組んでいただきたいなというふうに考えますので、ぜひ市長、そこら辺、再度改めて、2期目のあと1年3カ月の任期、3期目もあると私は思ってますけど、2期目の公約として、あと1年3カ月の中にしっかりと取り組んでいただけるかどうか、市長、決意があればお願いしたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 当然、市民の皆様とお約束させていただいたマニフェストに関しては、全力を傾注して、達成に向けて取り組んでいく所存でございます。 当然まだ未達のものに関しては、任期中に実施できるように取り組む考えでおりますし、議員ご指摘のことに対しても、関係機関を含めまして、早急に連携を図りながら、着手もしくは実施させていただきたいというふうに考えてます。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 市長からも力強い決意をいただきましたよ。 課長、もっと漁業者の声を聞いてくださいよ。漁業者の声をしっかりと聞いて、それで行動する、それが市長の公約の実現にもつながるんです。ぜひとも真剣に取り組んでいただきたいと考えます。 次に、巻き上げ機なんですけど、これも昨年の9月議会で質問させていただきました。これについても、また八重山漁協が事業主体となる浜の活力再生プラン、これでやらないとできないという話なんですけど、この事業がどのような事業なのか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 浜の活力再生プラン等支援事業というのがございます。これは、読み上げます。漁村地域では、漁業者の高齢化や集落の人口減少が都市部に比べて進行しており、後継者不足や集落の機能低下が懸念されるところです。 このような厳しい状況に置いている漁村地域の課題を整理し、浜ごとの特性に応じて、漁業者みずからが漁業収入向上とコスト削減の対策に取り組み、漁業所得の向上を目指す事業となっております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) この件についても、また多分、グループですよね、個人じゃないですよね。漁業集落単位とか、そういう部分だと思うんですけど、何度も申し上げますけど、これも27年9月議会で質問した。そのときの答弁でも、全く同じ答弁をしたんですよ。巻き上げ機間の長いところは、80メーターあるところから滑車やワイヤの持ち運びに大変苦慮していると聞いてる。今回もまた同じ答弁。わかってるんだったら、改善しましょうよ。これ議事録あけて読みますか。全く同じ答弁ですよ。さっき思いました。課長、もっともっと真剣に漁業者の声を聞いてください。 次の項目に移ります。漁業従事者支援についてですが、これまでに、先ほど課長が答弁した、未来のマリンパワー確保育成一貫支援事業、この担い手、就業3年以内の漁業者を対象にした補助ということなんですけど、これまでに何人ぐらいの方が利用してますか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 水産課長、平良守弘君。
◎水産課長(平良守弘君) 未来のマリンパワーに関しましては、平成27年度に3名、平成28年度に7名ということで、新規就業者のために採択されております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 27年度3名、28年度7名と。27年度から始まってるのかな、この事業は。最近、若い方々が、これまで一緒にやってた親方から独立を含めて、新規で漁業を始める方が多くあります。 しかしながら、この10名という数字は、私は大分低いものと思うんですよ。これもなぜかわからない方がいるんです。周知徹底ですよ、だから。聞かなければわからない、こんな状況なんですよ。 この件についても、支援事業、私は以前に、同じく27年9月議会で、与那国町でされている与那国町漁業者育成プランというのがあるとご紹介させて、石垣市でもぜひこれを導入すべきではないかと提言させていただいたんですけど、その与那国町のプランにおいては、新規育成プラン、既存漁業者の育成プラン、両方あるんですよね、与那国町にはね。現在、石垣市がやってる、これ県のあれなんですけど、これは県の部分ですよね、この補助はね。与那国町における一括交付金を利用した育成プランにおいては、新規就業3年未満とか、ある程度の年齢制限はありますけども、この石垣市で現在補助を出している、県の補助なんですけど、この支援事業に対して年齢制限はあるのかどうか、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 水産課長、平良守弘君。
◎水産課長(平良守弘君) 答弁します。 未来のマリンパワー確保育成一貫支援事業の年齢制限ということで、40歳未満、ただ、補助金額の余裕に応じてプラスアルファもあると聞いております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 40歳未満、今、課長の答弁だと、補助の内容によってはプラスアルファがあるというのは、原則40歳だけど、認められれば40歳までとは限らないというふうに理解していいんですかね、そういうことですよ。 〔(はい)という水産課長〕 プラスアルファがあるとか、そういう答弁では理解ができないよ。 これ漁業者から話を聞くと、なぜこれ40歳まで制限してるのかと。40歳を過ぎてから、最近もマグロ船を購入して新たに漁業を始めた方いますよね。その方たちは新規就業だけど、対象にならないですよ。だから、不満の声が多い。与那国町の育成プランにおいては、新規就業者は50歳までなんですよ、年齢制限ね。既存漁業者に関しては65歳までありますよ。 だから、前回質問したときにも、このように行政はいつも前例がない、前例がないと言うけど、お隣の与那国町において、このような育成プランがある。しかも、上限は2,500万円まで。船舶の購入なり、エンジンの載せかえなり、何でも使えるんですよ。受益者負担は2割、8割補助ですよ。私が聞いた話によると、今、県の補助でやってるものに関しては、補助額の限度が150万円と聞いておりますけど、上限がね、150万円で何ができるか。確かに備品購入しかできないですよ、釣り機を2基買ったら終わり。ホーラなんか1個買ったら終わりでしょう、もう。漁具は高いんですよ。確かに150万円でも補助が受けられればそれでいいかもしれない。 しかし、お隣与那国町、八重山を一つといっているお隣与那国町において、上限2,500万円、しかも年齢制限は、新規で50歳、既存で65歳まで、そこまで対応してる。このようなものがあるから、ぜひ石垣市も導入してはどうかということを前回も提言させていただいたんですよ。そのときの答弁が、石垣市でも導入できるようしっかり取り組んでいきますという、この答弁だったんですよ。 今回、私のこの質問の趣旨は、前回聞いたものがどのようになってるかと、そこなんですよね。石垣市で、この与那国町のような育成プランを導入を検討したかどうか、ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 与那国町の漁業担い手育成プランについては、一括交付金で対応してると聞いていますが、本市においては、漁業者数が多いため、財源的に一括交付金事業での対応は厳しいと考えています。 そのため、現在策定中であります浜の活力再生プランにて、さまざまな国の補助事業を導入すべく取り組んでおります。 ちなみに、与那国町の漁船の総数が38隻で、石垣の漁船の総数が415隻と多いため、ちょっと補助の金額的なものが大きくて、ちょっと今検討しております。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 部長が今答弁したように、漁業者の数も違う、漁船の数も違う、こんなもんね、誰もわかってることですよ。課長にも言いましたけど、じゃことしは何名までとか、総額は幾らだから、これに来たら終わりですよ。年次的にやっていけばいいんじゃないですか。何も単年度ではないでしょう、この補助だって。与那国町だって継続でやってるわけですよね、何年もね。1年限りのものじゃないんですよ。石垣市は漁船も多い、漁業者も多いから対応できない。そうじゃないんですよ。漁船も多い、漁業者も多いんであれば、継続して何年もかけてこのような補助をしていくべきですよ。そのように考え方を変えていただきたいと思いますよ。ぜひこの与那国町と同じような、新規就業者のみならず、既存漁業者までしっかりと支援できるプランを石垣市でも導入していただきたいと思いますけど、再度部長ご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 確かに今、漁業を取り巻く環境は、とても厳しいものがあります。年々漁獲量も減ってきてますし、漁業者の皆さんの負担のほうも大きいと聞いております。 どういったメニューがあるのか、今現在、研究してます。また、今後も、今ある事業のほうもまた見直しながら、漁業者の皆さんに本当にためになるようなものを、メニューをまた考えながら、要望するところは、また国、県、それらに要望しながらやっていきたいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 部長答弁ありましたので、しっかりと取り組んでいただきたい。さきに質問した件につきましても、本市独自としても関係省庁にぜひこの基金の見直しを、規則の見直しをしていただきたいという部分を、市としてもしっかりと要請していただいて、漁業者の支援をもっともっと充実させていただきたいなというふうに思いますので、しっかり取り組んでいただきますよう、切にお願い申し上げ、次の質問に移ります。 それでは、選管のほうに移りますけど、冒頭で申し上げましたように、投票時間が、テレビやコマーシャル、そして選挙公報のパンフレット等を通すと、投票は午後8時までと書いてある。小さく一部地域を除くと、よく見なきゃわからないです。しかし、この一部地域がどこかというのも載っていない。各選管に問い合わせてくださいぐらいですよ。ですから、今回、これ取り上げさせていただいてるんですけど。 この投票日当日の投票時間なんですけど、現在、午前7時から、北西部は午後6時まで、市街地においては午後7時までというふうに決まってますけど、この投票時間については、どのようにして決定されてるのか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君)
選挙管理委員会事務局長、天久朝彦君。
◎
選挙管理委員会事務局長(天久朝彦君) 投票時間については、
選挙管理委員会で各種選挙について、例えば、市会議員選挙、市長選挙等についても、結局、国政選挙、県議会議員、県知事選挙についても、
選挙管理委員会の委員の中で決める事項になっております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 今の答弁だと、
選挙管理委員会で決めてると、選管の委員会のほうで決めてるということなんだけど、これ各選挙、その都度決定してるというふうに認識していいんですか。 〔(はい)という
選挙管理委員会事務局長〕 その選挙ごとにおいて、じゃ今回の選挙は投票時間をどのようにしますかって。今、慣例で7時から7時もしくは6時となってるもんだから、多分これまで同様でいいですかってぐらいの話だと思うんですけど、過去の選挙において、これまで午後8時までに投票時間を設定したことがあるのかどうか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君)
選挙管理委員会事務局長、天久朝彦君。
◎
選挙管理委員会事務局長(天久朝彦君) 再質問にお答えします。 過去の選挙について、平成10年の9月13日執行の石垣市議会議員選挙と平成10年11月15日執行の沖縄県知事選挙において、午後8時まで執行されております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 過去に平成10年の9月の市議選及び11月の知事選で8時までされたというお話なんですけど、そのときの投票率はどのような状況だったのか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君)
選挙管理委員会事務局長、天久朝彦君。
◎
選挙管理委員会事務局長(天久朝彦君) 再質問にお答えします。 平成10年9月13日執行の石垣市議会議員選挙においては86.02%です。平成10年11月15日執行の沖縄県知事選挙においては77.71%でございます。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 市議選では86%、県知事選では77%という数、非常に高いように思われるんですよね、私はね。今の投票においては、時間別で多分投票率も出てくると思うんですけど、この当時はそれはやってないですよね。 それで単純に比較はできないんですけど、最近、さまざまな理由があると思うんですけど、投票率が大分落ちてきてるような気がするんですね。ですから、ぜひとも、来年は多分衆議院が解散しなければ選挙はないと思うんですよ、来年はね。解散するかもしれない。ぜひともしっかり選管のほうで話し合って、この投票時間を8時までやってみてはどうかという話し合いも、しっかり検討していただきたいなというふうに思うんですよ。 選管長は、これまでご自身の選挙、市議選、そして県議選挙もかかわってきておりますし、その他の選挙においても、いろいろと投票呼びかけもしてきたと思うんですけど、選管長には、市民からこのように、えっ、投票は8時までじゃないのという、こういう声は聞いたことないですか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君)
選挙管理委員会委員長、辻野ヒロ子さん。
◎選挙管理委員長(辻野ヒロ子君) 仲嶺忠師議員の再質問にお答えいたします。 今、冒頭に話しておられた件は、市民のほうから私のほうに直接はまだございません。 それでは、先ほど局長の答弁でもありましたが、公職選挙法第40条の
選挙管理委員会では、特別の事情がある場合は、個々の投票について一定の範囲で繰り上げ、繰り下げができます。 本市においても、これまでに平成6年の3月執行の市長選挙や9月の市議選挙では、午後6時に繰り上げており、その後に平成10年9月の市議選では、午後8時に繰り下げて、翌日開票になった経緯があります。その後、平成12年6月の県議選挙から午後7時、北西部地区は午後6時となり、現在まで16年間続いております。また、平成15年12月1日施行の期日前投票制度、午前8時30分から午後8時まで、公示日、告示日、翌日から投票日前日までの間、投票ができます。また、他市の状況の中で、うるま市が午後7時、宮古島市が一部を除いて午後6時と繰り上げ投票を行っております。 本市では、行政区域が広いため、投票所から開票所への到着時間が遅くなってしまい、開票時間がおくれてしまうことが懸念されます。 ちなみに、去る7月の参議院選挙の開票も、多くの職員の皆さんの協力を得て行いましたが、明け方の午前3時25分までかかりました。このような開票状況も鑑みて、今回の仲嶺議員の提案もありましたので、市民ニーズに応えるために、投票時間の繰り上げについて、例えば、2時間繰り上げを行っている北西部地区は現状のまま続けて、現在1時間繰り上げを行っている地区については、委員会で検討する余地があるものと考えております。 今後とも、委員会といたしましては、投票率アップのために、石垣市明るい選挙推進協議会と連携し、有権者への啓発活動に取り組んでいく所存でございます。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。
◆2番(仲嶺忠師君) 今、選管長のほうには、市民からはそのような声は届いてないという話だったんですけど、多分、今、選管長になってからは届いていないと思うんです。選挙運動をしてるころは、投票は8時までじゃなかったのとか、こういうことは絶対あったと思うんです、こういう声はね。我々も、自分の選挙もそうですし、各種選挙において、しっかりと投票呼びかけをしたときに、やはり市民の方からは、投票は8時までじゃないのって、しかも、今は期日前投票が施行されてて、その期日前投票も8時までとなってるもんですから、当日投票もやはり8時までと勘違いしてる市民も多いんですね。 ですから、選管長、先ほど答弁ありましたように、ぜひ、北西部地区も含めて、市街地も含めて、一度投票時間について検討していただければなというふうに思いますので。私の希望としましては、ぜひとも同じように8時まで投票時間をやっていただきたいなというふうに思っております。 これをもちまして、私の質問を終わります。
○議長(知念辰憲君) 以上で、仲嶺忠師君の質問は終わりました。 それでは、午後1時30分再開することとし、それまで休憩いたします。 休 憩 午後 零時31分 再 開 午後 1時33分
○議長(知念辰憲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の質問者、福島英光君の質問を許します。福島英光君。
◆12番(福島英光君) 皆さん、こんにちは。今回も、自席にて趣旨説明をさせていただきます。 さきに通告いたしました事件につきまして質問いたします。当局の明確な回答をよろしくお願いいたします。 まず、1点目についてであります。陸上自衛隊配備計画についてお伺いいたします。 去る10月28日、この問題に関する討論会が石垣市民会館で行われました。賛成派、反対派、それぞれ官民の代表が進行ルールとMCのコーディネートに従って討論し、それを市民の皆さんが見るという形式でした。 あらかじめ申し上げるまでもなく、私自身はこの計画に反対です。ただ、それ以前の問題として、当日、壇上の賛成派の代表から反対派に投げかけられた言葉は、思慮のないものが多かったというのが私の印象です。 例えば、「皆さんは、自衛隊に反対なんですか」とか、「皆さんは、国の安全保障を考えないんですか」というもの。つまり、自衛隊配備計画に反対することイコール自衛隊の存在自体に反対、もし、そうでなければ、今回の配備計画に賛成すべきだみたいな論理かもしれません。が、その論理は大きな間違いです。このことについては、後ほど再質問の中で明らかにしていきたいと思います。 討論会でも、本市への自衛隊基地を配備する利点として上げられています。自衛隊の任務、災害救助について、当局として自衛隊にお願いする災害救助に資するような、どのような災害が起きると想定しているのか、つまり、本市を含む当該地域において、今後、どのような災害が起きると考えているのか、そのとき、自衛隊に対してどのような災害救助を期待しているのか、お伺いしたいと思います。 次に、このことも討論会で議論されておりました。私自身は、賛成派の皆さんの言う、抑止力の向上にも、防衛省の言う防衛の空白地帯を埋める、そのための自衛隊配備なのだという説明にも全く合点がいかないというのが正直なところですが、当局としては、そのような説明に対して、それをどのように評価しているのかお伺いしたいと思います。 また、市長ご自身は、このよく使われている「抑止力」という概念を国際政治、安全保障、国土防衛並びに地域行政の観点から、どのように捉えているのかお伺いいたします。 2点目であります。 福祉行政、福祉避難所兼ふれあい交流施設建設についてお伺いいたします。 本件につきましては、前回、9月定例会においても質問いたしました。これで3度目になります。今回、再質問をするのは9月の答弁に納得がいかないからであります。建設地が現在のところに変更された理由につきまして、おおかわ幼稚園の移転計画等について、庁舎内での検討が不十分ではないかと意見させていただきました。これは、前回の質問です。 そこで、改めて質問させていただきます。 計画変更の経緯、理由について、再度ご説明を求めます。 2点目であります。沖縄県との合意書についてです。 本件につきましても、前回同様、9月にも質問させていただきました。前回は時間がございませんでしたので、中途での質問になりました。 そこで、9月の時点では、沖縄県との調整中との答弁であったと議事録では読み取れます。これは、市長が答えております。その合意書の内容について、以下の3点について答弁を求めます。 1、合意書の内容に係る庁舎内会議等の開催について。 2、合意内容について。 3、合意書の効力について。 以上の3点につきましては、9月の定例会において、本移転に係る県との調整において、さまざまな課題があることを指摘させていただき、市長には、再考を期待しておりました。当局よりの合意書の内容について、さまざまな不利益が生じる内容になるのではないかと考えています。そこでまた、改めて再質問をさせていただきます。 3つ目に、早期建設へ向けての課題であります。この問題、25年、26年、27年、28年ももう終わります。市長の任期中にこの課題についてもぜひ、着工を含め、実施されることを期待するものであります。早期着工に当たり、最大の課題は何なのかをお聞かせください。 以上、質問の趣旨を説明し、当局の答弁を求めます。再質問も自席より行います。
○議長(知念辰憲君) 福島英光君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) 本市を含む当該地域において、当局が想定する災害と自衛隊に期待する災害救助活動とはについてお答えいたします。 自衛隊の派遣を必要とする災害想定は、地震、津波、台風等で大規模な、広範囲な被害が及ぶ、市、県単独での対応が困難な災害を想定しております。また、災害時の自衛隊要請に関しては、石垣市地域防災計画で災害派遣要請の基準が定められております。天災地変、その他の災害に際して、人命または財産の保護のため、市長が自衛隊の救援の必要があると認めた場合に派遣を要請できるとあります。 活動内容に関しましては、被害状況の把握、避難の援助、避難者等の捜索救助、消防活動、応急医療、救護及び防疫、炊飯及び給水等が主な活動内容となります。 続きまして、2点目、抑止力についてお答えいたします。 防衛省によりますと、我が国を取り巻く安全保障環境が大変厳しさを増す中で、南西諸島地域の防衛体制の充実を図り、国民の生命、財産を守ること、石垣島への警備部隊等を配置することで抑止力を高めるとともに、大規模災害時に対応し、市民の安心・安全の確保にも資するとの説明を受けております。 国防については、国の専権事項であり、そのことを本市が評価することはなじまないものと考えます。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) 福島英光議員の2項目の福祉避難所兼ふれあい交流施設建設について、3点のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の建設地変更の経緯につきましては、去った9月定例会の一般質問におきましてもお答えいたしましたが、当初、農林高校前の沖縄県八重山家畜保健衛生所跡地において建設を予定し、平成24年度に基本計画を策定いたしましたが、大川公民館及びおおかわ幼稚園との今後の一体的な活用を見据え、平成25年度に、おおかわ幼稚園西側の現予定地へ変更いたしました。 2点目の沖縄県との合意書についてお答えいたします。 1つ目の、合意書の内容に係る庁舎内会議等の開催につきましては、現予定地にある沖縄県八重山農村青少年教育センターの処分に関しまして、平成25年度以降、沖縄県と合意内容に関する調整を進め、平成27年12月に、沖縄県から合意書(案)の提示を受けた後、関係部署と庁内会議を重ねまして、合意書の締結をいたしました。 2つ目の合意内容につきましては、現予定地が市有地であることから、沖縄県との土地賃貸借契約の解除に関すること、沖縄県八重山農村青少年教育センターの調理室及び会議室の機能を石垣市健康福祉センターへ一時移転すること、同教育センターにある沖縄県の備品を市が一時管理すること、土地賃貸借契約で定める沖縄県の現状回復義務を免除することなどとなっております。 3つ目の合意書の効力につきましては、今後、沖縄県と協議することとなっておりますが、教育センターの残存年数を考慮し、おおむね20年前後と見込んでおります。 3点目の早期建設へ向けての課題についてお答えいたします。 沖縄県と合意書の締結を済ませておりますので、今年度中に教育センターの解体工事を行う予定です。本体工事は、次年度当初を予定しており、次年度中の供用開始を目指したいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) 福島議員の1点目の自衛隊の災害救助任務についてに追加して、答弁させていただきます。 先ほど総務部長のほうから答弁ありましたが、それに加えまして、災害救助任務の中には、現在各地で猛威を奮っております鳥インフルエンザ、また過去には九州のほうで発生しました口蹄疫等、そういった疫病に対する災害派遣というものも含まれております。それも、私どものほうでも想定の中に入っているということでございます。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、福島英光君の再質問を許します。福島英光君。
◆12番(福島英光君) それでは、再質問いたします。 まず、この地域では、毎年のように台風がやってきます。当然、多少の被害は出るものでありますが、復旧に対し働いてくれる自衛隊のような助けがあれば、それにこしたことはありません。そして、当然、明和の大津波のような大災害がいつ何時起こるかもわからないので、それに備えて500人、600人の自衛隊が災害救助部隊としてこの地にいれば、心強いこともこの上ないのかもしれません。 ただです。ここからは、あえて災害救助に限って話しますが、災害、大災害は、石垣に限らず日本中のどこにでも起こり得ます。つまり、自衛隊は災害救助を本来任務としている以上、石垣市民以外の多くの日本人のためにも災害救助活動をしなければなりません。自衛隊が日本人を平等に助けると仮定して、ちょっと計算してみました。人口1億3,000万人の日本の自衛隊員は約23万人、単純比で人口5万人の石垣市に合わせて計算すると約88人なんです。もしかしたら88人ぐらいは、とは思います。 ただ、大災害はいつ何時どこで起こるかもわからない、とはいっても、一方で、日本が世界に誇る地震学や火山学の英知は、南海トラフや首都直下型の地震は、今この瞬間起こってもおかしくない、それが起こってしまえば、阪神・淡路、東日本大震災とは比較にならないほどの大災害になると警鐘を鳴らしている。それは、日本人の誰もが知っていることです。 また、ことしの熊本大地震、その派生と見られる大分地震が発生しているので、熊本、大分、四国愛媛、瀬戸
内海、関西兵庫に至る布田川・日奈久断層周辺でも、近いうちに大きな地震が起こる可能性があると、地震学や火山学だけでなく、戦後、江戸時代の古文書に詳しい歴史家までもが、過去の事例から警鐘を鳴らし始めています。 このような状況を目の当たりにすると、私自身は専門家でもないので、こっちは石垣市の何百倍、あっちは石垣市の何千倍などと大災害が起こる可能性があるなんて、具体的な数字を挙げることはできませんが、確実に言えることは、災害救助に焦点を当てれば当てるほど、石垣市に置くよりも、東京、名古屋、その他、近いうちに大地震が起こると言われている場所に自衛隊を置いたほうがよっぽど合理的で、そのほうが圧倒的に多くの命を助けることができるということだけは容易に想像がつきます。 あくまでも可能性の話ですが、批判を恐れずに言うと、私たち以外の多くの命を危険にさらしてまで、災害救助隊としての自衛隊はこの島には要らないと思います。むしろ、消防隊員の増員や避難訓練の常態化、さらには食糧備蓄等に、その自衛隊配備に係る予算の一部でも充てていただくようお願いしたほうが、より市民のためになると思います。 むろん、自衛隊の存在意義は災害救助だけではありません。当然、賛成派の皆さんも、災害救助以外の自衛隊の任務、存在意義を含めて基地計画を支援しているものだと思います。ただ、だからといって、いや、だからこそと言ったほうがいいかもしれませんが、私たちに自衛隊は災害時に石垣市民を助けてくれるのに、どうして反対なのだみたいな議論を投げかけるのはやめたほうがいいと思います。なぜなら、そのような議論は、賛成派の皆さんの主張する基地計画の意味や意義を総体的に薄めてしまい、それは結果として、私たちに塩を送っていることになるからです。 それと同時に、先ほども趣旨説明で触れた10月の討論会で、基地計画に賛成派の代表から反対派に浴びせられた、「皆さんは、自衛隊に反対なのですか」、「皆さんは、日本の安全保障のことを考えないのですか」などという言葉も、まさにばかげています。 基地計画反対イコール自衛隊を認めない、安全保障のことを考えない、「えっ、だったら、皆さんは、いざとなったときに自衛隊に守ってもらいたくないのですか」みたいなロジックなのかもしれませんが、それはまさに、電力会社の職員が原発に反対する住民に対して、「えっ、皆さんは、電気を使いたくないのですか」と言っているようなものです。 原発に反対したら電気は使えないのですか、基地計画に反対だからといって、自衛隊の存在意義を全て否定していると思っているんですか、そう決めつけ、いざとなったとき、自衛隊は私たちを選別して守ってくれないのですか、ばかばかしいです。この国の安全保障の本質は、そんなものではないでしょう。 つまり、今回の基地計画は、日本の安全保障を考える上で一つの要素に過ぎません。百歩譲って、仮に必要だったとしても、それは一つの条件に過ぎません。必要条件、十分条件、議論をする上で、この基本的な枠組みを無視して討論もへったくれもないと思います。 高校で、必要条件、十分条件について勉強する子どもたちに、その話題を聞かれたら笑われます。だからこそ、私たち大人は、このような島を二分するような重要な問題に対して、時間をかけて徹底的に、かつ丁寧な議論をしなければならないのです。と思いますが、市長、いかがでしょう。ご意見、ございますか。よろしいですか。 では、続けます。 今回の配備計画に対する防衛省の説明、どうして海上自衛隊じゃないのだろう、どうしてミサイル部隊なのか、みたいな疑問も含めて、正直、私自身も全く意味がわかりません。空白地帯という説明についても、私自身は甚だ疑問であります。 先ほど当局の答弁で、基地計画の全体像、意味、内容、想定される今後の展開について、きちんと把握できているとは思えません。当然、市民に対して説得力ある説明になるはずもありません。当局の皆さんが悪いと言っているわけではありません。そもそも、防衛省の説明自体が不親切で、継ぎはぎだらけで大きな問題があると言っているんです。 だからこそ、当局の皆さんが今やるべきことは、基地計画立案の背景、趣旨、狙い、それに係る問題、課題について、事細かく全市民が共有し、その上で、きちんとした議論ができるように、防衛省に対して積極的かつ徹底的に情報開示や説明会等の開催を求めることが必要だと思います。どうか、石垣市当局として、そのことだけをきちんとお願いしたいのですが、いかがでしょうか。市長、答弁、お願いできますか。
○議長(知念辰憲君) 総務部長、金城弘一君。
◎総務部長(金城弘一君) お答えいたします。 これまで、防衛省の2回の説明会、それから去る市民公開討論会、そういうのを含めて、今回のまた議会等を含めて、また活発な意見等、そういうのが出されてくるかと思います。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 福島英光君。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) 経済的損失もかなり中心市街地で見つかったら大きい、はかり知れないものがありますので、そこら辺はしっかりと市でも意見を統一しながら、国に要請するんだったら国に要請して、新たな法整備を設けてもらうという対策も必要だと、そう思っておりますので、ここら辺もあわせて考えていただければと思っております。 最後に、市長にお聞きしますけれども、今回の不発弾が中心市街地で見つかったということであります。 また、磁気探査を導入しなかったということでありますけれども、今後、このようなことが起きないように、しっかりとやはり行政をまとめるトップとして庁舎内でしっかりとまとめて、この事前調査のあり方をしっかりとやっていただきたいと思いますけれども、改めて市長のほうから。
○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。
◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 今回の市街地での250キロ爆弾については、不発弾については、非常に市民の皆様にご心配をかけ、また周辺事業者の皆様には、ご迷惑をおかけしたところでございます。 幸い、自衛隊の不発弾処理隊の皆さんの迅速な対応によって、早期に解決することができたわけでありますが、今後とも出てこないという保証はございませんので、特に市街地、影響の多い場所については、事前の調査を徹底して、そしてまた、磁気探査等も可能性があるならば積極的に導入する方向で行きたいと思っております。 また、全体的な公共工事、また民間工事も含めての磁気探査の義務化というご提案についても、庁内でしっかりと検討して前向きに進めてまいりたいと思っております。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) ぜひ、前向きに取り組んでいただきたいと思います。 副市長、また総務部長、危機管理室長、このような大田静男さんが出されている本、しっかりと読んでいただいて、今後のこのために生かしていただきたいと思いますので、ぜひ見て拝見してください。 次に移ります。 次に、市が保有する遊休市有地活用のあり方についてと、農地を持たない人の市民農園を導入するべきじゃないかということについて再質問いたします。 過去に3回、2回ぐらい、2回も質問しておりますけれども、農政経済課のほうでは、農地利用の観点から、農業従事者に貸し付けをするのが望ましいということで答弁をいただいております。 さらには、市民農園が市民のニーズがあるのかどうかと、調整していきたいと、調査したいという、検討したいという話もありまして、その後、どのような調査、検討をしたのか、市民農園に向けて市はどのように考えているのか、私は豊見城の市がやっているように、もう区画升を大体4坪ぐらいの升を一区切りにして、それを貸し付けすると、年間約8,000円程度で貸し付けをやってはいるんですけれども、そのような貸し付けをして、いわば家庭菜園的な考え方で楽しみを味わうと、また、子どもと親のコミュニケーションの場にするのも、一つの私は手じゃないかなと思っています。 自分で育てたものは自分で消費する、あるいは自分で育てた花木とかは、また自分のお家に飾るとか、いろんな考え方がありますけれども、その考え方から市の契約管財課が所有している市有地、かなりあるんです。 そのような市有地を、遊休市有地をなぜ活用しないのかなというのが、これが不思議でならない。 前回は、農地、農地という形で農地法がどうのこうのと、農地は全てもう、農政経済課が、答弁では、何か農業従事者に貸さないといけないからって言ってましたけれども、今度は、じゃあ、契約管財課が所有している市の遊休土地、遊んでいるところいっぱいありますよね、雑種地とか宅地とかいっぱいありますよね、そこを私は市民農園にしてもいいだろうと、そう思っておりますけれども、そこら辺どう考えているか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 先に、現在、豊見城市のほうでやっている内容をちょっと説明いたします。 区画数が全80区間、1区間が18坪、それと就農者育成区間ということで、全2区、1区間が137坪、合計80坪の大きさのものをやっております。 豊見城市のほうが、先に始めたのが平成23年10月24日から施行しております。その後、平成26年4月より農地中間機構が始まりまして、現在、農家のほうに、先ほど言ったように、土地のほうを優先的にやるということで今進めております。 しかしながら、今後、農家に支障のない土地、例えば今現在、市有地にしても水が来てないところでも、草地とかそういうところで結構要望があります。 また、市民農園にしますと、ちゃんと水を引いて、その農園を利用する方が、すぐ水が引いて、ものができるというふうに整備していかないといけません。 市有地の場合ですと、山のほうとか、水なんて全く入ってないところ、そういうところに市民農園をつくったとしても、多分なかなか来てくれないんじゃないかなと思っております。 そういう面において、もう少しこの中間管理機構が落ち着いて、その中のほうで農家に支障を来さない農地、それから市有地、そういうのが出てきたときに、ちゃんとした水のある場所で検討していきたいなと思っています。 もうちょっと時間はかかると思いますけど、その辺はご理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) もうちょっと時間がかかるんではなくて、もう2年もたってるんですよ。だから、何も中で、庁舎内で検討もしてないんですよ。 市有地がどこにあるかもわかってないんですよ、わかります、市有地をしっかりとどこにあるのか、市民農園にできるような市有地があるのか、それすら確認もとってもいないのに、そういった答弁がよくできるなというのが、もう本当に不思議でならない。 だから、そういったことを契約管財課のほうと、どこどこに市有地があるのか確認とりながら、ここが望ましいんじゃないかなと、水道パイプが引かれている、管が引かれている、そういったことを確認とりながらやっていくべきだと、そう思っています。 当たり前の話ですよ、水道管が通ってないところに農地をつくっても水あげられないですよね。だから、そこら辺は市有地でも管が引っ張られている場所もありますので、私ももう何カ所かは知っています。そういった場所をしっかりと有効活用をやってほしいなと思っておりますので、ぜひ市民農園に対しては市民の要望もたくさんあります。 そういった話をやったら、自分も借りたいと、ぜひ、自分たちは農地を持っていないんだけれども、そこで家庭菜園をしたい、そういった方がたくさんいるんです。 だから、遊んでいるこの市有地の活用のあり方というのは、しっかりと市民の財産ですので、そこら辺は市民に還元するというものをもって、お願いしたいなと思っております。 部長、今までの部長の答弁だと前回の答弁と全く変わらない。なので、そこら辺はちょっと踏み込んで、具体的にこの市民農園のできる土地を探すと、ないかというところまで答弁できないですか。 そこら辺がないとまた質問する、同じことの繰り返しなんです、一般質問やるたんびにですね。答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。
◎農林水産部長(山田善博君) お答えいたします。 先ほどのとおり、平成26年度からこの中間機構が始まりました。26年にはまだ始まったばっかりで1件しかなかったんですけど、28年度の7月までで今67件でしたか、そのうちの32件ほどと、67件の要望のうちに32件ほどが今成り立っております。 あとのまた農家の方々が、農地を求めているのも現状であります。 先ほど言ったとおりですので、市有地のほうに水が引かれていますと、まずは市民農園として活用したほうがいいのか、それともその近隣のほうで草地とか、農業経営に生かしたほうがいいのか、その辺の兼ね合いもありますので、ちょっと持ち帰って勉強しながら進めていきたいと思います。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) 農地の中間機構がどうのこうのと言ってますけれども、じゃあ、契約管財課に聞きますけれども、農地じゃない市有地、契約管財課の課長、いらっしゃいますかね、農地じゃない市有地、どれぐらいの数がありますか。数字わかってるんであれば言って、わからなかったらいいです。
○議長(知念辰憲君) 契約管財課長、棚原長武君。
◎契約管財課長(棚原長武君) 箕底議員の質問にお答えします。 農地でない市有地はどれぐらいあるかという質問ですが、農地じゃない市有地には雑種地等々ありますが、その面積、個数、筆数等について、今現在ちょっと資料がないので把握していないということです。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) 農地じゃない、そういった雑種地とかもかなりあるというのを私はもう知ってますので、そこら辺は農政経済課のほうと調整しながら、農地は農地で農地法に基づいて、しっかりと農業従事者に貸したらいいですよ。 でも、雑種地とかたくさんあるんであれば、一つの大体100坪当たり、多くの市民が活用できるとなれば一石二鳥じゃないですか。もうこれ以上願ったものないと思います。 だから、なので、そういった雑種地のあり方も、農政経済課だけで判断させるんじゃなくて、契約管財課もそういった土地がありますよと、そこを活用したらどうですかというところも調整、今後はやらないといけないだろうと思っておりますけれども、今後、課長、そういったやりとりできますか。
○議長(知念辰憲君) 契約管財課長、棚原長武君。
◎契約管財課長(棚原長武君) 質問にお答えします。 議員提案の市民農園等に活用できる有効的な市有地があれば、関係所管課、農政経済課等と調整をしていけるかと考えております。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) ぜひ、契約管財課が所有する市有地を市民に還元するという観点から、市民農園をやっていただきたいと、そう思っておりますので、ぜひ取り組んでいければなと思ってますので、よろしくお願いします。 次に移ります。 次に、本市における介護士及び介護職不足問題について、総合戦略に位置づけるべきと考えるが、当局の見解をと質問いたしました。 再質問、まず、今現在、待機老人という方、28年度現在でどれぐらいいらっしゃるのか、ご答弁お願いします。
○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 沖縄県が平成27年10月末現在で取りまとめました、特別養護老人ホームヘの必要性の高い入所申し込み者数では91名となっております。 県の取りまとめた内容では、要介護度が3から5を対象とし、介助する者がいないこと、介助をする者が高齢、障害、疾病等により十分な介護が困難であること、介護者の身体的、精神的負担が大きく、十分な介護が困難であることなど、以上のような条件のもと打ち出された数となっております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 会議時間を延長します。箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) 91名という県が出した数字ですけれども、この間、経済民生委員会のほうで八重山厚生園のほうに意見交換を所管事務調査で行いましたけれども、八重山厚生園のほうは、私たちが認識している待機老人というのは254名いると、そういった意見交換でありました。 県が示しているこの91名というのは、本当に差があり過ぎて、どのような認識でもって県のほうがそう考えているのか。現場では254名と言っているのに、本当にちょっとデータ的に統一されてないなと思います。 私も厚生園だけじゃなくて、なごみの里のほうにも問い合わせると、やはり同じぐらいの数字があるんですよ、250近くが、そのような形で待機老人が、待たれている方々がたくさんいるということが実際わかっております。 そのような状況の中で、やはり受け入れるスペースはあるんだけれども、そこにベッドのあきがあるんですよ、今、厚生園のほうもですね。なぜ入れないのか、やはり人材不足、介護職員の不足で中に入れることができないと、そういった意見交換の場でもありました。 なので、どれだけやはりこの人材不足が深刻化になっているかというのが、本市の課題じゃないのかなと、そう思っております。 保育士に関しては、総合戦略に位置づけて、さまざまな市独自の対策が講じておりますけれども、やはり本市も総合戦略に独自の対策を位置づけるべきじゃないかなとそう思っております。 それに関して、今、介護職不足と言われている中で、石垣市の課題として介護施設の職員不足がどのような状況になっているのか、課題を把握しているんでしたらご答弁をお願いします。
○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 去った3月に、市内の介護保険サービス提供事業者へ調査を行っております。その結果をもとにお答えをしたいと思います。 この調査は、介護保険サービスを提供している市内の87事業所に対し、調査票を送付し、50の事業所より回答を得ております。回答率につきましては75.5%でございます。 回答のあった50事業所のうち、人材が不足しているという回答が42%、21事業所、人材は不足していないが46%、23事業所、不明が12%、6事業所となっております。 人材不足数は全体で41.5人、1事業所当たり平均不足人数は1.98人となっております。 また、介護人材確保に向けた要望に関する自由記述におきまして、施設運営に必要な人数は満たしているが、長期休養等が出た場合の対応には、パートタイムという雇用形態で勤務時間に制限が生じているなどの回答がありました。 したがいまして、これらの回答から、事業運営上に支障を来すほどではないが、サービスの質の向上や就労環境、職員待遇の改善等を目的とするケースで、介護人材が不足している課題があるようでございます。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) このように、この3月に実施した介護者不足、全体で41.5人という回答があったということで、やはりこのように各事業所は人材不足に困っている現状であるんです。 それをしっかりと対策を講じていかなければならないんです。 沖縄県のほうでは、医療介護基金というものが創設されて、去年創設されてますよね、それに基づいて事業がさまざまなメニューがありますけれども、そのメニューもほとんどが人材育成、研修なんです。介護確保というメニューというのがないんです。 そこを考えると、県の事業だけに任せると、やはり県は沖縄本島、広域的に沖縄本島の陸続きですので、介護職というのが何とか補えられるんです。 でも、この離島である八重山は、なかなか確保に苦慮するところがありますので、そこら辺の対策が絶対的に必要だと感じております。 これを今後見逃していくと、今、保育士問題みたいに深刻になっているような状況になりかねないなとそう考えております。 やはり本市独自の取り組みもしなければいけないと思いますけれども、今現在、介護確保に向けた独自の施策は何かあるのか、答弁願います。
○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。
◎福祉部長(宮良亜子君) 本市独自の取り組みについてお答えいたします。 団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、介護人材を質・量ともに安定的に確保する道筋を立てていくことが大事でございます。 本市の取り組みとしましては、まずは介護保険制度における3年ごとの事業計画において、その必要な介護保険サービス提供の見込み量いわゆる需要に対して、その必要な基盤、施設等整備の供給体制をどう確保していくのかが大事でございまして、それには介護保険料とのバランスも考慮しつつ、その必要なマンパワーとなる人材確保に取り組む必要があると考えます。 したがいまして、次年度策定に着手する第7期計画に策定に向け、市内の介護保険サービス提供事業所等へ対し、介護人材確保に向けた課題などを、さらに具体的に実態調査を通して把握し、その上で、その必要な人材確保に向けた支援策を打ち出していきたいと考えております。 以上です。
○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) これから第7期の計画が始まるということでありますので、それも含めて、今、石垣市の第4次総合計画の半ばですよね、今度、折り返しに入りますけれども、後期に向けて、この前期の計画の中にも介護職人材不足の確保という文言もないんです。 やはり、今後はそういった改正の中で、新たにこの総合計画の中にも文言を入れて、しっかりと取り組むべきじゃないかなと、そう思っています。 その上で、この7期計画が私はでき上がってくると思ってるんです。やはり最高順位のこの第4次総合計画、まずはしっかりと改善しながら、これ、取り組んでいただきたいなと。 また、同時に介護職不足の、いわば事業所の方々からもそういった協議会みたいなのを早急に立ち上げて、意見の収集をしながら、今後に向けた取り組みは必要だなと思っております。 そのためにも、総合戦略に位置づけるかどうかというのが決まってくるわけだと、そう思っておりますけれども、総合戦略はやはり市独自のものでありますので、やはりそこに位置づけるということが私は早急な対策の道筋じゃないかなと、そう考えてはおるんです。 なので、今、部長がおっしゃいましたように、この第7期計画をしっかりとつくった上で、今後どう判断されるかということを考えていただきながら、この総合戦略に位置づけられるように頑張っていただきたいなと思っております。 それはまた、企画のほうとも調整が必要だと思ってますので、しっかりと取り組んで行ってください。 この質問は終わります。 次に、沖縄電力第2電力方面に向けての街灯の整備ですけれども、一括交付金等を活用して今後対策を取り組んでいくという話でありましたので、まず一括交付金に該当するかどうかというのがまだわからないとおっしゃっていますので、そこら辺も含めて一括交付金に該当するかというのを次年度に向けて取り上げていただければなと、そこでだめでしたら、また次の何らかの考え方があるんだと、そう思っておりますので、そこら辺はぜひ取り組んでいただきたいと、また、今回の街灯整備されなかった経緯というのは、当初あそこら辺は更地でしたので、そこまで開発が進むと思わなかったというような状況であったんですけれども、今後のこの道路整備計画においてはしっかりと取り組んで、街灯整備まで、そして歩道整備までやらないといけないと思っております。 新栄町の船だまり場の前の新しい東から西の道路ができてますよね、開通してますよね、そこも道路はつくったのはいいけれども歩道が整備されてないと、だから、やはり道路も整備するときには補助事業が適用されるわけですから、補助事業を一括して導入して、歩道整備までやるのが普通の考えじゃないかなと思っております。 また、この事業が適用されないという状況になりかねない道路じゃないかなと思ってますので、今後の対策として、あちらこちらで開発行為が進むと思いますので、道路の事業と歩道と街灯の整備は一対という形でもって、都市建設課のほうで整備計画をしっかりとまとめていただきたいなと思っております。 また来年に向けて一括交付金を適用できるように、いろいろと調査しながら上げていただきたいと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 最後に、答弁よろしくお願いします。
○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。
◎建設部長(安里行雄君) お答えいたします。 議員ご指摘の真栄里南大浜線でございますけれども、供用開始しているということでございまして、補助事業ではちょっと難しいところがございます。 次年度、一括交付金等を活用しまして、早期に整備ができるよう検討していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(知念辰憲君) 時間が迫ってますので締めてください。箕底用一君。
◆7番(箕底用一君) 時間もないですので、これで私の一般質問を終わります。
○議長(知念辰憲君) 以上で箕底用一君の質問は終わりました。 これで本日予定の一般質問は全て終了しました。 それでは、明日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。 散 会 午後 5時10分...